鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

Gekko is back!

要はそういう映画。

「ウォール・ストリート」



裏切る相手が「娘とその恋人」というミミッチさや、自分を陥れた相手に対する「復讐」の他力本願的なあたりが「?」ではあるが、それもこれも気持ち良さげな「復活」シーンの前には、「ま、いいか」って気分にもなる。
「悪人」なんだけどね。
相変わらず。



ラストで「冷酷」と「寛大」のうち、「寛大」を選択するというゲッコーらしからぬ行動を取るんだけど、これもよく考えれば詐取した元手を返してるだけだからなぁ(まあそもそもはゲッコーの金ってのもあるけど)。
自分で「寛容を選択した」なんて言ってるあたりが、怪しい怪しい。



だから一番違和感があるのは、「めでたしめでたし」風のエンディングかな?
ゲッコーが示した「価値観」には相変わらず問題があるし、そこを看過した上に成立した「幸せ」と言うのは・・・。



ああでもラストに飛んでいるのは「泡」か。
バブルは必ずはじける。
・・・そういうこと?