<あきらめなければ、そうなりたいと思ったどんなものにでもなれる。そういうことを人に対して言うことは素晴らしい。でも現実には、そうなる場合もあるけど、君はこっちじゃなくて、あちらに行くべきだと、人の手助けをするためにそこにいる場合もある。>(監督インタビュー パンフレットより)
いやはや、まったくそういう話です。
「面白い」。そして「深い」。
やっぱり「ピクサー、恐るべし」。
「才能」というのは確かにある。
でもそれだけで「何者」かになれるとは限らない。
「努力」は尊い。
でも全てが報われる訳じゃない。
マイクとサリーが体験するのは、その「現実」。
だけどその経験の中から「自分」を見いだし、二人は次の一歩を踏み出します。
その向こうには「モンスターズ・インク」の最凶の「こわがらせ屋」コンビが・・・。
いやぁ、良く出来てます。
「一発逆転」
その興奮もあります。
でも「本当に大切なのはそうじゃないよね」ってこともチャンと伝えてくれる。
「脚本」の素晴らしさが際立つ作品というのが、僕の感想です。
子供達には伝わったかなぁ。
(面白がって観てはいましたが)