鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

教育的。子供にとっても、大人にとっても。:映画評「モンスターズ・ユニバーシティ」

<あきらめなければ、そうなりたいと思ったどんなものにでもなれる。そういうことを人に対して言うことは素晴らしい。でも現実には、そうなる場合もあるけど、君はこっちじゃなくて、あちらに行くべきだと、人の手助けをするためにそこにいる場合もある。>(監督インタビュー パンフレットより)



いやはや、まったくそういう話です。
「面白い」。そして「深い」。
やっぱり「ピクサー、恐るべし」。




「モンスターズ・ユニバーシティ」



「才能」というのは確かにある。
でもそれだけで「何者」かになれるとは限らない。
「努力」は尊い。
でも全てが報われる訳じゃない。



マイクとサリーが体験するのは、その「現実」。
だけどその経験の中から「自分」を見いだし、二人は次の一歩を踏み出します。
その向こうには「モンスターズ・インク」の最凶の「こわがらせ屋」コンビが・・・。
いやぁ、良く出来てます。



「一発逆転」
その興奮もあります。
でも「本当に大切なのはそうじゃないよね」ってこともチャンと伝えてくれる。
「脚本」の素晴らしさが際立つ作品というのが、僕の感想です。



子供達には伝わったかなぁ。
(面白がって観てはいましたが)