社会の底辺を彷徨う男女の若者の出会いと、
ヤクザ・中国マフィア・汚職警官のタランティーノ的ドタバタ抗争
…この両者を融合させた三池崇史監督の新作。
「面白そう!」
と思ってたんですが、観終わって、
「ちょっと思ってたのと違うかも」
ま、「ドタバタ抗争」の方はいいんですよw。
ほぼほぼ予想通り。
ベッキー、染谷将太あたりの劇画チックなタガのハズレっぷりは(評判にもなってましたが)好きです。
内野聖陽さんはチョット型通り過ぎるかもしれませんがw、まあいいでしょう。
「思ってたのと違う」は若い二人の方。
ボクサーとシャブ中の娼婦って、なんか「70年代風」と思ってたんですが、冒頭のテンポまで70年代風と言いますか…。
ここら辺のテンポ感やらトーンが、個人的には「タルイなぁ」と感じられたんですよね。
設定からしたら、それ自体が「狙い」かもしれないので、コレは勝手なこっちの思い込みではあるんですが…。
個人的には三池作品って、今ひとつ乗り切れないってのが正直なところです。
面白そうなことやってるのは確かなんですが…。(「クローズ」「十三人の刺客」は好きです)
相性、悪いんですかねw。