鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

映画の脚色も悪くないですな:読書録「ネバー・ゴー・バック」

・ネバー・ゴー・バック<上・下>
著者:リー・チャイルド 訳:小林宏
出版:講談社文庫

ネバー・ゴー・バック(上) (講談社文庫)

ネバー・ゴー・バック(上) (講談社文庫)

ネバー・ゴー・バック(下) (講談社文庫)

ネバー・ゴー・バック(下) (講談社文庫)


先日見て気に入ったトム・クルーズ主演の「ジャック・リーチャーNever Go Back」の原作。
コビー・スマルダーズが素晴らしかった「スーザン・ターナー」がどんな活躍するのかを確かめたくて購入しました。


話としてはリーチャー/ターナーの下りは割と原作と映画は近くて、「黒幕」と「娘」のあたりが大分脚色されてる感じですかね。
特に「娘」との関係は、映画の方では「メイン」だったのに比べて、原作は結構アッサリ目です。
ストーリーとしてはアッサリながらも、そこにある情緒的な流れは読みどころにもなってますけどね。ここら辺が映画でクローズアップされて理由なんでしょう。


ターナーとの関係は原作の方が踏み込んでます。
クルーズの映画の方は「いい関係になりそうでならない」ってのを、どうもワザとやってるんじゃないかと思うんですが(特に1作目)w、これはそれぞれ「いい感じ」じゃないでしょうか。
お互い深く惹かれながらも、それぞれの道を行く。
まあ、そういう話です。


映画同様、「ターナー」はいいキャラでした。
映画のイメージを持ちながら読めるから、先に映画を見たのは正解かなw。