鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

カンフー版「グラップラー刃牙」?:映画評「カンフー・ジャングル」

カンフーにおける「最強」は誰か?
その「最強」を追い求める「螺旋」から逃れることは…


なんていうと、「グラップラー刃牙」か「バカボンド」かって感じですが、まあそういう話です。

「カンフー・ジャングル」


もっともそこらへんは「マクガフィン」で、要は「アクション」って映画とも言えますがw。
とにかくアクションシーンは楽しめます。
ラストなんか、
「なんで、わざわざこんなとこで」
って感じもありますが、アイデアを盛り込みたかったという視点からは納得。
どうやら香港アクション映画にオマージュを捧げた記念作品的な意味合いもあって、いろいろなアクション関連のスターやスタッフが登場しているようなんですが(わかる人もいればわかんない人も。ファンにはたまらんのでしょうが)、そういうスタンスからすれば、アクション優先も納得ではあります。


ドニー・イェンの切れ味はさすがですね。
一見「水道橋博士」wの敵役のアクションも大したもの。
で、当然ラストは盛り上がるんですが、それまでも十分に楽しませてくれます。



愛する者を失い、「螺旋」に踏み込んだ男と
愛する者のために、「螺旋」に戻ることを決心した男と


個人的好みから言えば、ちょっとラストは甘いかなぁ。
まあでも記念作品的な落とし所としてはこんな感じ?
カンフーアクション好きには楽しめる作品なのは間違い無いでしょう。