例によって、My Wife's Choice。
妻の好みと僕の好みを比べると、
村上春樹・村上龍・沢木耕太郎あたりは共通。
海外ミステリーは僕だけ。
林真理子、角田光代あたりは妻の領域。
で、この酒井順子は妻の領域ながら、時々僕も・・・ってとこでしょうかね。
「あれば読むこともあるけど、自ら買うことはない」
って感じ。
本書も妻が買って読み終わったのを、何となく手に取った。
出勤前や寝る前にポツポツ読んで、一月弱で読了。
「面白かった?」
うーん、まあまあかなぁ。
隙間時間にちょっと読んだりするには、内容的にも、分量的にも丁度いいのは確かだけど、ソレ以上でもないw。
同年代なんで感覚的には通じるところもあるんだけど、全てが「そうそう」って感じにならないのは相変わらずだ。
時折、「イラッ」と来るところがあったりするのも、読書のスパイスとしちゃ悪くないかな。
あとがきで「ズルい言葉というのは、曖昧さによって責任逃れをしようとする言葉」という定義をし、東日本震災後の日本においてはそれだけでは・・・と記しているあたりはかなり同感。
・・・ではあるけど、気がつくと、「一定の」とか「〜的な」とか口にしたり書いたりしております。
「ズルい」ねw。