鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

評判どおり、「チャーミングな夫婦」でした。:映画評「ハーブ&ドロシー」

iTunesを覗いたら、少し前に評判になってたこのドキュメンタリーがあったのでポチッとレンタル。




「ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人」



事前の印象では「モダンアートを収集する知られざる夫婦の物語」と思い込んでたんだけど、(アート界では)有名人だったんですね。
少し前から(70年代くらい?)有名な夫婦だったんだけど、二人とも年老い、そのコレクションを美術館に寄贈することになった。
そのことをキッカケにして作られた映画ってことでしょうか?
何だかんだ言っても、
「投機目的なんじゃねぇの?」
って邪推は避けがたくあったと思うんだけど、この決断によって
「儲けを狙った売買はしない」
「コレクションそのものがアート」
というヴォーゲル夫妻のスタンスが「真実」として認識されることとなった・・・ってのがあると思います。(確かハーブは最近亡くなったはず。そのことでこのことは決定的になっています)
コレクターとしては夫妻はタフなネゴシエーターでもあったでしょうしね。



出てくるアーティストたちの大半は不勉強ながら知らないし(笑)、モダンアートの良さも「うーん・・・」って感じなんですけど、それでも「アートには人生をかける何かがある」と思える不思議な映画でした。
勿論、夫妻のチャーミングさは楽しめます。
続編も観たいなぁ。



それにしてもiTunesのドキュメンタリーは結構充実してきてますね。
映画館までドキュメンタリーを見に行くってのはナカナカ機会がないけど、iTunesでレンタルってのはありえる線です。
ちょっと他の借りてみようかなぁ・・・。