鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

読書録「どうやらオレたち、いずれ死ぬつーじゃないですか」

・どうやらオレたち、いずれ死ぬつーじゃないですか
著者:みうらじゅん、リリー・フランキー
出版:扶桑社



<リリー:人間、どれだけオシャレしてても、金を持ってても、最後はみんな死ぬってね。
(中略)
みうら:それを踏まえたうえで楽しく生きていくしかないんですよ。だからこそ最悪の事態を「死ぬっつーじゃないですか」と軽く捉えて、それ以上、あまり深く考えないようにしましょうっていうのがテーマだね。>(P.218)


まあこれ以上どうこういうことはないって言うか・・・w。
「みうらじゅん」と「リリー・フランキー」というサブカル界の重鎮が、「死」やら「仕事」やら「人生」やらについて語り合った対談集。
内容的には「震災後」って雰囲気なんだけど、実際には対談は震災前に行われたとのこと(出版は震災後)。
このブレなさぶりは大したモンではあります。


基本的に軽そうに見えて、色々深く思考を巡らせるってのがこういう人たちだからねぇ。
タモリ倶楽部やら何やらでヘラヘラしてるように見える彼らの姿とは違和感があるかもしれないけど、本質的にはこういう人たちなんだと思う。
敢えて言えば、こう言うことを表立って語ってるってことが「心境の変化」なのかな?
「語ってる」たって、居酒屋で飲みながらだったらしいけどねw。
その上で「今」に生きることを「選ぶ」というスタイルこそがサブカルなのかもねw。


語り口はダラーって印象だけどw、内容はヤワじゃない。
そういう作品。
気楽には読めませんなw。