昨晩のオールナイトで観ました。
キラキラPodcastで町山智浩氏がえらく熱の入った評をしてたモンで。
「SUPER8」
面白いのは間違いないですね。
列車のクラッシュのシーンの迫力は特筆すべきものがあると思います。
終盤の町中での戦闘騒ぎも「よーやるなー」ってノリ。
一見の価値は間違いなくあります。
主人公の子供達も実にイイ演技をしています。
まあ先行作品としては「E.T.」がありますからねぇ。
そこにオマージュを捧げながらも、独自性・・・となると、こういう形にもなりますか。
結果、JAWS+E.T.?w
宇宙人との距離感については賛否両論あるでしょう。
個人的にはちょっとテーマをストレートに語りすぎたかなって気もしてます。
主人公の少年が宇宙人に語りかける「アレ」です。
接触したことで宇宙人の「心情(?)」が分かったからっていうのもあるんでしょうが、にしても台詞としてど真ん中過ぎませんかね?
あそこはもう少し工夫が欲しかったかなぁ。
それでも、ラストの少年が「未練」を手放し、自立の一歩を踏み出すシーンにはグッと来ました。
これこそが「スピルバーグ作品」、「E.T.」へのオマージュという町山氏の指摘には賛成です。
親との絆を再構築しながらも、確実に一歩踏み出すんですよね、彼らは。
(ちょっと「千と千尋の神隠し」を思い出したりもしました)
「ひねり」が効いてる分、万人受けはしない作品かもしれません。
でも「行き止まり」を実感している少年少女の心には届くものがあるんじゃないでしょうか?
そうあって欲しいと思います。
(しかしあれだけ圧倒的な「力」を持ってたら、ここに至るまでの間に逃げれてたような気もしますがねw)