鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

「経済圏」って考え方は興味深い。

昨日の日経一面の記事のフォロー記事

 

「楽天、陣取り再加速:日本経済新聞」

<楽天は2013年に生命保険に参入済みで、生損保の両方を手掛ける体制になる。損保参入は新たな収益源の確立という効果もあるが、楽天が進めるのは会員との接点を増やし自社の「経済圏」への囲い込みを強める戦略。26日発表したウォルマートとの提携、17年末表明した携帯電話事業参入など、矢継ぎ早に打ち出す施策はいずれもこの戦略に基づく。三木谷浩史会長兼社長は「会員とはオンラインだけでなくオフラインでもつながっていく」と強調する。>

 

単に「損保業界、新規参入」と捉えるよりも、こう考えた方が整理できます。

これはチャネルとして保険業界に参入してきている通信各社、コンビニ各社、ニトリ、ヤマダ電機、マツキヨ等々にも通じるところかと。

人口減少社会が確実に見通せる中で、各社が自社の「経済圏」の維持に努め、拡大のチャンスを狙っている…と言う構図です。

 

楽天さんがらみではこんな記事も。

 

「楽天トラベル、9月に全面刷新 AI使いお薦め表示:日本経済新聞」

<楽天のサービスの利用傾向を基に、人工知能(AI)を使って利用者ごとにお薦めの旅行商品を表示。民泊を含む宿泊施設とレンタカー、航空券などを一括予約できるようにする。簡素な画面表示とし、スマートフォンからも使いやすくする。>

 

どうUXを向上させるか?

「経済圏」の維持・拡大には極めて重要な視点だと思います。

今は特にスマホ。

 

こう言う勢力に、どう伍していくか?

色々考えなきゃいけません。

(しかもそんなに「時間」はなさそう…)