鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

物理で「0点」取ったなぁ:読書録「科学は、どこまで進化しているか」

・科学は、どこまで進化しているか
著者:池内了
出版:祥伝社新書


これまた成毛眞レコメンド。
宇宙物理学者が「科学」と「技術」がどこまで進歩しているか、最新の情報を論じてくれる入門書です。


入門書…。
しかし「物理」はサッパリでした〜。
テストでマジで「0点」取ったことあるのは「物理」だけなんですが(まあ大抵は「何か」書けば部分点くらいはもらえるw)、改めて自分自身と「物理」の距離感を痛感させられましたねw。


48の項目を大きく6つの章に分けて解説しています。
「宇宙」「地球」「生物」「医学」「エネルギー」「物理」
OUTだった「物理」の章で取り上げられている項目はこんな感じです。
・「相対性理論」とは何か?
・超光速は存在するか?
超伝導はどこまで実用化されているか?
ニュートリノはどこまでわかったか?
ヒッグス粒子とは何か?
・「対称性の破れ」とは何か?
・カオスとは何か?
…ほんと、日本語とは思えんかったなぁ…


もっとも「物理」以外は本当に面白く読めたので、いい本なのは間違いないと思いますよ。
人類の絶滅の可能性を解説する項目で、「人類がバカであるための絶滅」の可能性を論じるあたり、単に「事実」だけを並べるだけじゃない作者の「素顔」が垣間見えて、そこがまた面白かったです。


「STEM」あるいは「STEAM」の重要性。
その点には異論ありません。
異論はないんだけど、僕自身は「物理が全くダメ」ということを再確認させられた読書体験でした。
…それで「困る」訳じゃないんですけどねぇ…。