鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

「フラジャイル」を連想しました:読書録「ヒポクラテスの誓い」

ヒポクラテスの誓い
著者:中山七里
出版:祥伝社文庫Kindle版)

ヒポクラテスの誓い (祥伝社文庫)

ヒポクラテスの誓い (祥伝社文庫)


休日に気楽に読めるもんがないかなと思って、店頭で見かけたのをAmazonでDL。(うつのみや書店さん、すみません)
WOWOWでドラマ化されるようですね。ま、そっちは多分見ないけどw。


法医学教室に嫌々やってきた研修生が、そこの教授の変人ぶりに振り回されながらも、徐々に感化されていく。
「なんか、どっかで見たような…」
と思ったら、マンガの「フラジャイル」ですな。
まあ「パターン」っちゃあ、「パターン」なんですが、マイナーな医学分野を舞台にしてるという点が共通してるかな、と。(あっちは「病理医」ですが。そういや、あっちもドラマ化されてましたね。見てないけど)


加えてこちらは「ミステリー」となってます。
連作短編になっていて、最後に全体を通しての「謎」が明らかになるという構図。
「びっくり」って感じじゃないけど(大体の当たりは途中でつきます)、仕上がり自体は悪くないと思いますよ。少なくとも「休日の時間つぶし」には最適。
それが目的だったので、個人的には「満足」ですw。


とはいえ、続編はすぐにはいいかな。
文庫になったら考えてもいいかな、ってとこです。