鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

人生が交錯するところに「音楽」が…:映画評「once ダブリンの街角で」

人生の袋小路にはまりこんだ男女が街角で出会う。
その「出会い」から「音楽」が生まれ、それぞれはそれぞれの「一歩」を踏み出す。
ハッピーエンド?
でもそこには一抹の「感傷」も…
そして「音楽(歌)」が残る。


ONCE ダブリンの街角で [DVD]

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「once ダブリンの街角で」


「はじまりのうた」の監督のデビュー作。
今、音楽をやはりテーマにした自伝的映画が公開されてるようですね。宇多丸氏が「絶賛」でした。
いやぁ、楽しみ。
…で、本作を見逃してたことを思い出し、視聴。今日の大阪からの戻りのサンダーバードでしたw。


正直言うと「はじまりのうた」のパイロット版みたいなもんかと思ってたんですよね。
ま、そういうところはあります。
終盤の「音楽」が出来上がってくるところとかね。(それがまた、イイんだけどw)
そして「はじまりのうた」より、もっと「ラブストーリー」寄り。
でも決して、「そういう」流れにはならない。「ラブソングができるまで」じゃないんだからw(アレはアレで好きなんですが)。


なんか、「愛おしい」って感じだなぁ。
好き嫌いでも、出来不出来でも「はじまりのうた」の方が上なんですが、でも不思議と心に残るものが強くあります。
大林宣彦の「廃市」みたいな感じかしらん?(分かる人は少数派?w)


「はじまりのうた」が気に入った方は是非。