鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

これは刺激的な一冊:読書録「クリエイティブ・マインド」

・クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法
著者:トム・ケリー、デイヴィッド・ケリー 訳:千葉敏生
出版:日経BP社(kindle版)

クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法

クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法


これは刺激的で考えさせられ、そして「行動」への欲求を高めてくれる作品です。
自分が考えてることとのリンケージってのもあるんでしょうが、僕にとってはスゴく参考になる本でしたね。
「読んでる途中で行動に移したくなる」って評がAmazonにあったけど、まさに。
僕もアイディアメモを作り始めちゃいましたw(ミーハーですな)。


基本にあるのは、
「創造性(デザイン思考)が変革においては極めて重要」
って考え。
その上で、
「誰もがクリエイティブである」
との立場から、自由に「創造力」を発揮できるよう、
「如何にクリエイティブ・コンフィデンス(=創造力に対する自信)を獲得するか」
が語られています。


この語り口がいいんでしょうね。
「小さな実験をする」
「アイディアの量が重要」
「失敗を恐れない」
「チームや連携の中からアイデアは生まれ、育つ」
といった指摘は、他のビジネス書(「リーン ・スタートアップ」とかね)でも言われてること。
でもそこから「行動」には大きな溝があります。
その一歩を踏み出させる「何か」が本書にはあるかな、と。
まあまだ「一歩」ですが。


一方でベースにある「デザイン思考」については、「人間性重視」ってのは分かりますが、もうちょっと踏み込んで知りたいかな?なんで、IDEOのCEOが書いた本を読んでみようかと思ってます。(このIDEOの創設者が本書の作者たちなんですけどね)
それを読む前に、チョットした「実験」には手を出してみようと思ってますがw。


前向きな気分になれる。
それだけども一読の価値はあるかも。