鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

買っちゃいました:読書録「幽霊なんて怖くない」「ビブリオバトル」

・幽霊なんて怖くない BISビブリオバトル
著者:山本弘
出版:東京創元社

幽霊なんて怖くない BISビブリオバトル部

幽霊なんて怖くない BISビブリオバトル部


ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム
著者:谷口忠大
出版:文春新書


結局、我慢しきれなくて、単行本で買っちゃいました。「BISビブリオバトル部」の続刊。
でもって、「積ん読」本も順調に増えておりますw。
ま、いいけどね。


2作目のビブリオバトルのテーマは「怖い話」と「戦争」。
というか、「戦争」というテーマへのリードに「怖い話」が置かれてるって感じかな?
前作の後半が「人種差別主義者」との対決でしたが、ラノベっぽいノリのくせに、結構「硬派」なネタを持ってきてます。
紹介される本もそれっぽいのが多いですしねw。


個人的には楽しんだんですが、ちょっとこの「お勉強」的なところが「上から目線」っぽい感じもあって、「そもそものビブリオバトルってどんなもんないかいな?」と思って読んだのが、もう一冊の新書の方。
ビブリオバトル」の創始者で、シリーズの方のヘルプもしているようです。


まだまだ新しいんですな。「ビブリオバトル」。
スタートしたのが2007年。
元々は京大の研究所の中での「研究発表」の一形態としてスタートしたようです。
そっから世に知れ渡ったのが2010年から2011年ですから、ホンマ「この間、生まれたばかり」。
何となくでも僕が「聞いたことがある」っていうところまで来てるんですから、急激に市民権を得た取り組みではありますがね。


「ゲーム」的な要素を入れて敷居を低くしているものの、出自が出自だけの、どっか「教える」っぽいスタンスが残ってるって感じなんですかね、「上から目線」は。
まあ「やり方次第」ってとこはあるでしょうし、紹介されてる「事例」なんかには、相当緩いのもあって好感持てましたが。
とはいえ、この新書自体にも、ちょっと「教えてやる」的な雰囲気がなくもなかったですけどねw。
個人的にはこういう取り組みはもっとメジャーになったらいいなと思いますし、基本的には好感持てます。
「書評」だけじゃなくて、「映画評」とか「音楽評」とかでもいけそうですし。


シリーズの方は3冊目も買っちゃってますw。
今週末くらいに読もうかな、と思ってるところ。
今度の「敵」は「ミステリマニア」らしいから、これはこれで楽しみです。
(ちなみに「理想的すぎる」と思ってた「BIS」にはモデルがあるようです。ま、「まんま」じゃないでしょうがw)