急逝した妻が残した子ども(女の子)を育てる男性の物語。
先に読んだ妻は、保育園が舞台の序盤に感情移入したらしい。
まあ色々実生活でもあったからねw。
分かる気もする。
僕は中盤から終盤かな。
主人公たちより、義父(死んだ妻の父親)が良かった。
退職して家族の時間を持たなかったことへの後悔。
人生の最期にあたってのダンディズム。
うーん、こう言うトコに反応しちゃうってのは、やっぱ歳?w
「あとがき」によると、本書の連載中の題名は、「恋まで、あと三歩。」。
この題名なら、読まなかったなw。
確かに前半はそう言うノリで、僕は「ちょっと違和感」。
作者の言う「中盤以降、義父家族の存在感が増した」以降が、僕には面白かったということだね。
そういう意味ではちょっとバランスの悪い作品かも。
まあでも重松清は達者だよねぇ。
「うーん…」と思いながらも、面白く読み進めることができる。
で、中盤以降はグッと引き込まれたので、個人的には満足の作品。
「傑作」
とは思わないけどねw。