鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

意外にウェルメイド感のあるおバカ映画?:映画評「アザー・ガイズ」

初っ端、MTVアクション映画ヒーロー風デカのサミュエル・L・ジャクソンとドゥエイン・ジョンソンが呆気なく「退場」。
その後、冴えないデカ・コンビ、ウィル・フェレルとマーク・ウォルバーグが主人公となる展開。
彼らが「アザー・ガイズ」=脇役、普通の人びと・・・ってわけで。

「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!」



まあ、「おバカ映画」ですw。
最初のヒーロー刑事二人の「殉職」なんて、「はあ?w」って感じですしね。
冴えない二人がドタバタあってお手柄を・・・ってのはお約束。
その割には妙なウェルメイド感もあって、笑って楽しんで、それなりに満足・・・ってとこでしょうか。
こういう映画って、アメリカ人じゃないと理解しきれないところってあるんでしょうけど、それもあんまり気になりませんでしたしね。



エンドロールでは、リーマンショックを受けてか、ヘッジファンドやら、投資会社の役員やらの欺瞞、強欲なんかを指摘する形になってて、これはこれで興味深かったです。
「アザー・ガイズ」ってのは、そういう意味じゃ「99%の人」につながるモノがあるのかもしれません。



しかしまあ、ウィル・フェレルもマーク・ウォルバーグも、ハリウッドスターではあるしなぁ。
彼らをして「普通の人」ってのはちょっと違和感もあります。
エンドロールについては、そういう意味ではマイナス効果も大きかったんじゃないかと・・・。