鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

「理想論」が勝つ!:映画評「X-MEN:フューチャー&パスト」

「ファーストジェネレーション」を観た時は、
「おお!上手い『リブート』の仕方だなぁ」
と思ったんですが、実は「リブート」じゃくて、ちゃんとシリーズは連続していたというw。

「X-MEN:フューチャー&パスト」



監督が元シリーズの「ブライアン・シンガー」に戻って、前作が素晴らしい出来だっただけに、
「こりゃ、どうよ」
と懸念が先に立ってましたが、いやいやどうして。
前作でタイトに締まった世界観を継続し、かなり魅せる作品に仕上がっています。
テーマそのものは、
「そりゃ、青臭い理想論」
なんだけど、それを同性愛者を公言する「ブライアン・シンガー」が打ち出すところに単なる「楽観論」じゃない「主張」が見えてきます。「X-MEN」シリーズが元々内包しているテーマ性が、そういう点からも強く訴えられる構図にもなってるんですよねぇ。



まあ矛盾点が満載で収拾がつかなくなった旧シリーズを「リセット」するという役割も果たす作品にもなってますねw。
それはそれでいいでしょう。
パトリック・スチュアートとイアン・マッカランもいつまでも元気に・・・ってわけには行かないでしょうから、こうやって旧シリーズにも「ピリオド」を打って、「ファーストジェネレーション」の「続き」に移るのもスッキリしますし。



とか言って、また矛盾の錯綜する展開になったりしてw。