鈴麻呂日記

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AI実装が望まれる分野として医療って重要だと思ってるんですよ:読書録「AIに看取られる日」

・AIに看取られる日 2035年の「医療と介護」
著者:奥真也
出版:朝日新書(Kindle版)

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AIに関しては既に実装の段階に入っているというのが僕の今の考えです。
まあ毎週毎日のように新しい機能が出てきてますから、まだ発展途上であるのは間違いないんですけど、GPT-5が出てきたタイミングで実装フェーズにきっちりと入ってきたっていうところ。
その実装の最先端はプログラミングの分野にあって、これはもう本当に激しい勢いで変わりつつあるようですが、並んで注目されているのが医療分野であって、この医療分野での実装っていうのがどういう風になっていくのかっていうのを確認したくて、
この本を読んでみました。
 

(Amazon)
テクノロジーはどこまで人間に寄り添えるか?

10年後、日本の病院はここまで変わる!
無人診察室、がんワクチン、AIの誤診、人手不足を解決する介護DX……
いま知っておきたい、教養としての医療とAI

画像診断や創薬など、医療にAI技術が導入されるようになって久しいが、今後この流れはますます加速し、診療や介護、看取りの場面にもAIは欠かせない存在となる。

かつて人間医師の“聖域”とされた「対話」「寄り添い」「見守り」といった領域にも容赦なくテクノロジーが入り込んだとき、医師に残された役割とは何か。
私たち患者の命の扱われ方はどう変わるのか。
そして、この大変革は人手不足や医療費膨張をはじめとする日本の医療問題を解決へ向かわせるのか。
はたして死角はないのだろうか――。

未来の医療が描く、これからの生き方、死に方とは?
直面する変化と課題、打開策を最新研究から論じる。

【目次】
序 章 AIに看取られる日
・介護から看取りへ――10年後のAIとDX
・「人間中心の医療と介護」からの再構築
・日本の医療制度が抱える問題 ……ほか

第1章 なぜ「医療にAI」なのか
・医師とAIの主従関係は逆転する
・ヤブ医者も「名医」もいなくなる
・AIが変える診察室の風景
・AIの進歩で誤診が増える? ……ほか

第2章 患者のビッグデータが治療を変える
・ビッグデータで超早期にがんを発見
・便座で、鏡で、生体データを収集
・医療情報と収入データを紐づける
・AI医師が誤診したら誰が責任を負うのか? ……ほか

第3章 AIだけじゃない! 2035年の医療技術
・バイオプリンティング:3Dプリンターで身体の部品を作る
・デジタルツイン:治療を「仮想の自分」で試す
・がんワクチン:自身の免疫をがん専用兵器に育てる
・長寿遺伝子と老化細胞除去:細胞から若返る ……ほか

第4章 AIは医療費問題を解決するか
・美容外科への人材流出=「直美(ちょくび)」問題
・医療費削減のカギはOTC薬
・デジタル治療アプリ(DTx)の可能性
・ChatGPTへの相談で医療費削減? ……ほか

第5章 これからの人間医師の役割とは何か
・人間医師の「聖域」
・患者の経済状況に合わせた治療の提案
・「病院=儲かる」は過去の話
・ミニマムDXで始める未来のクリニック ……ほか

第6章 未来の介護と「寄り添い」
・高齢化する訪問介護の支え手たち
・ICT化できない現場
・バイアスだらけの要介護認定
・介護現場のハラスメントはなぜ起こるか ……ほか

第7章 「死ねない時代」の安楽死・再論
・安楽死を語るとき大切にしたいこと
・日本では医師任せの「グレーゾーン」
・自殺幇助と積極的安楽死を合法化すべき理由
・死を語ることの忌避感を乗り越える ……ほか

 

そういう観点から言うと、手際よく整理されている感じですかね。
現在のAIの限界とか今後の可能性なんかも踏まえながら、医療の中心にAIが入っていく様子なんかを具体的に分かりやすく示してくれている内容だと思います。
個人的には全く知らないっていうことがなかったので、もうちょっと新しい情報があっても良かったのかなっていうこともなきにしもあらずなんですけど、それは無いものねだりでもあるのかな。
そういうのってドコにとってもトップシークレットやろうしw。


オープンAIが今後のAIの方向性としてヘルスケアっていうのを重視していて、またそのことに自信も持っている様子なんかを考えると、ここらへんはもっと踏み込んだ事態が来るのかもしれないなというふうにも思います
パーソナルな分野で生成AIが使われているっていうこともオープンAIは認識をしていて、その方向性でサービスの充実もしているようですから、今後より身近なところで使われる可能性が高くなってきているっていうのもあります。
健康分野って、パーソナルな情報の中では一番ウェイトがあるところだと思いますしね。
そこに踏み込んでくるってのは、ある意味合理的戦略でもあるでしょう。

 

本書に関して言えば、そういう意味でAIと医療との関係性、医療現場にどういうふうにAIが入ってくるか、その中で人間が何を担うことになるのかっていう点に関して整理して説明してくれていますが、最後の2章、介護と尊厳死の部分については、AIから少し離れたトーンでの話になっています。
まあ、医療現場でAIが広がっていく中で最後人間が何をするのかって言った時、ここだっていう見方とも言えますけどね。
ただそれ以上に作者の考えや興味がここにあるって感じます。
熱量が違うもんw。


特に尊厳死、安楽死あたりの話なんていうのは、ある意味、思想的な部分も強くあって、僕自身、これをどういう風に考えていいかっていうのは、現時点では断定的に言えない部分があります。
でもまあ、こういうことを考えていくことこそが今後の医療においては重要だっていうのは、振り返ってみると本書のテーマにもつながるとも言えるでしょうかね。
なかなか難しいですけどね。


ただ、そう言った局面での寄り添いの一つの手伝いをAIがしてくれるようになってくるっていう未来は、作者が思ったよりももう少し早いタイミングで来るのかも、とも思ったりします。
最近のオープンAIの動きとかを見てますとね。
まあ、実際どうなるかはよくわからないし、使う人や国とかによっても濃淡があるところなんだろうとは思いますけど。


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