・新謎解きはディナーのあとで2
著者:東川篤哉
出版:小学館
国立署の女刑事、実は大富豪の娘が殺人事件に遭遇し、ピントのずれた勘違いエリート(?)刑事とKY新米女刑事と一緒に事件を操作するも解決できず、結局は慇懃無礼な執事に相談をし、暴言を吐かれながらもスッキリ推理してもらう
…というのがまぁ基本的なパターン。
収録された5つの短編のうち、1つだけはこのパターンを外していますが、ヒロインがピントはずれな推理をして、執事が呆れながらもスッキリ解決すると言う点は変わりありません。
これはまぁ前のシリーズからですけどね。
本の概要
444万部!新章始動から3年ぶりの第2弾
シリーズ累計444万部!
執事探偵x令嬢刑事コンビの国民的ユーモアミステリ、新章スタートから3年ぶりの第2弾!
「お嬢様の素晴らしすぎるお考えは、残念ながら『休むに似たり』でございます」
1笠原邸の殺人
自宅にて、絞殺死体で発見された資産家の老人。
現場にはなぜ割れた大皿が散らばっていたのか。
2灰色の血文字
アイドルの撮影中にスタジオで芸能事務所の社長が殺された。
ダイイング・メッセージらしき血文字"アキラ”の意味は?
3浜辺のパラソルの問題
別荘のある島での婚約披露パーティに招かれた麗子と影山。
しかし、主役がビーチパラソルの下で死体となって見つかる。
4服を脱がされた男
多摩川の河川敷で全裸の変死体が発見された。
犯人はなぜ被害者の衣服を奪ったのか。
5四回殺された女
ワンルームで見つかった若い女の首吊り死体。
殴って絞めて刺して吊るして――前代未聞の殺し方の理由とは!?
"迷”推理を繰り広げる風祭警部に、 "空気読めない”後輩の愛里ちゃん。
2人に振り回されながら、麗子は影山と5つの難事件に挑む!
と、まぁKindleが本の概要をまとめてくれていますけど、これ以上付け加えることがあまりないなぁって感じですねw。
安定したマンネリパターンのドタバタを繰り返しつつも、推理の部分は割としっかりしている。
このシリーズの特徴はそんなところでしょう。
軽い割にはラノベみたいにバンバン続編が書かれないのもそこら辺かもしれません。
なんか歴史残るような推理小説と言う感じはしません。
でも暇があるときにパラパラと読んでみるって言うのには結構むいてるんじゃないですかね
僕は割と好きなシリーズです。
別にここでシリーズが終わってもそれほど欲しいとは思いませんけどw。