鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

地味なランボー(第1作)?:映画評「レベル・リッジ」

若手のイギリス人俳優アーロン・ピエールと、
懐かしのマイアミ・バイス、ドン・ジョンソン主演のNetflix配信映画。
?ドンパチアクション映画を期待して何の気なしに見始めたんですが、予想以上に地味な映画でしたw。

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元海兵隊のテリーは、いとこの保釈金を払うために、小さな田舎町を訪れるが、警官に保釈金を差し押さえられてしまう。
不当な差し押さえとテリーは警察署長に訴えるが、警察署長はテリーを欺き、テリーの行動を妨害する。
その裏にはその町に蔓延る汚職の構図があることにテリーは気づく。


まぁ、「なめてた相手が実は〜」系の話ですね。
田舎町で警察組織と対立してしまうって言うあたり、「ランボー」の第1作を思い出させます。
ランボーは飛び抜けた、殺人技術・サバイバル技術を持っていた一方で精神的問題を抱えており、そのことが地元の保安官との対決をエスカレートさせていき、殺し合いにまで進展してしまうのですが、本作のテリーは、ずっと理性的で、エスカレートしていく事態を何とかコントロールしようとしています。
おかげで結果としてランボーのような殺し合いにはならないんですけど、その分アクション映画としては「ランボー」に比べるとずいぶん地味になったイメージがあります。
好みはあるでしょうし「ランボー」がある以上同じことをしてもね…と言うのはあるでしょうけど、個人的な好みとしてはちょっと地味すぎるかなとは思いました。


主人公のテリーを演じるアーロン・ピエールも、対立する警察署長を演じるドン・ジョンソンもなかなか良い演技をしています。
それだけにちょっと地味な展開になっちゃったのは残念かな。
2人の殺し合いをみたかった…って言うわけでもないんですけどw。


上映時間2時間11分。
ちょっと長いかな〜。
渋めのアクション映画が好みの方には向くかもしれませんが、派手なドンパチを見てスッキリ…を期待すると、肩透かしにはなっちゃいますかね。