鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

ストレートなハードボイル作品:読書録「危険な男」

・危険な男

著者:ロバート・クレイス 訳:高橋恭美子

出版:創元推理文庫(Kindle版)

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物語としてはあまりひねりのないハードボイルド小説。(題名も、割とストレート)

まあ、あんまり「ひねり」がありすぎるのもねぇ。

久しぶりに読む「ハードボイルド小説」なんで、このストレートっぷりが結構新鮮な感じでもありました。

何作も続けて読むと飽きちゃうかもしれませんがw。

 


シリーズとしては「モンキーズ・レインコート」にはじまるエルヴィス・コールもののスピンオフのようです。

主人公はコールの相棒で、無口でむっちゃ強いジョー・パイク。

スペンサーの相棒のホークみたいなもんですね。

あそこまでアウトローな立ち位置じゃなさそうですが。

 


<もしきみたちが人質に、そうだな、アフリカのテロ組織ボコ・ハラムや中米の麻薬テロリストに人質にされたとしたら、国防省が送りこむのが、まさにパイク氏だ。こういう人物を送りこんでほしいとだれもが願うような、そういう男なのだ。>

 


そう言うキャラですw。

 

 

 

エルヴィス・コールものはデビュー作の「モンキーズ・レインコート」は何となく読んだことがあるような…。

一時期、ハードボイルドものは読み漁ってたんで、その中で何作か読んだことはあるかもしれせん。

全然覚えてないけどw。

でも読ませるところはあるなぁと思います。

比較的ストレートな「アーチャー」シリーズよりも、さらにストレートですがw、そのストレートぶりが好感持てると言いますか。

 


ジョー・パイクものは他には邦訳はないようですが(1作、出版社の倒産で廃刊になってます)、コールものや他のスピンオフは出版されてるようです。

「気が向いたら読むかも」候補には入れておこうかなw。

 

 

 

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