鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

決めつけてるのは自分…と言うお話:映画評「アイ・フィール・プリティ!」

他人は外見で人間を判断する。

だから自分はイキイキと生きていくことができない。

…そう決めつけて、生き方を制約してるのは「自分自身」なんだよ


というお話。

f:id:aso4045:20201013084338j:image

 

 

確かジェーン・スーさんがお勧めしてたんですよね。

それでprime Videoのマイリストに入れてたのを、梨うまいさん(悔しみノート)もオススメされてたのを読んで見ることにしました。

 


うん。

面白かったです。

 


まあ、ストーリーとしては「こうなるだろうなぁ」って展開からほとんど外れません。

 


外見に劣等感を持ってるヒロインが、事故で「自分は美人だ」と思い込むようになって、自信を持って振る舞ううちに、周りにも影響を与え、成功していく。

でもその過程で鼻持ちならない部分も出てきて、大切な友人を失い、その後、「思い込み」を失って…

ラストは「自分は自分なんだ。これでいいんだ」ってことで、大成功!ハッピーエンド!

 


いや、そう言う話ですから、それでいいんです。

 


よくできてるなぁ、と思ったのは、「自分は美人になった」って後も、ヒロインの外見は「そのまま」なんですよね。

「そのまま」なんだけど、自信を持って行動する姿が「魅力的」に見える。

これは主演のエイミー・シューマーの魅力でしょう。

そしてその「行動」が「周り」も変えていく。

オタク気質で人付き合いも悪く、引っ込み思案な男が、彼女の魅力に惹かれて行き、その過程で彼自身も自己肯定感が高くなるあたり、ちょっとイイなと思いました。

 


<子供の頃はみんな自信に満ち溢れていたのに、あるキッカケで疑問を抱き始める。

何度も自分を疑ううちに全ての自信を失う。

自尊心や信念も全て消えるの。

 


でも、それに打ち勝つ強さを手に入れられたら?

 


見た目なんて関係ない。

子供の頃の自信を失わないで。

誰かに「能力がない」とか「美しくない」と言われても、私たちの強さや賢さはもっと素晴らしいものよ。

 


だって私は私だから。

私であることを誇りに思う。>

 


ラストの「演説」が全てを言い尽くしてる…って話でもあります。

 


まあ、実生活であそこまで自信満々に振る舞われちゃうと、それはそれで引いちゃいますけどねw。