他人は外見で人間を判断する。
だから自分はイキイキと生きていくことができない。
…そう決めつけて、生き方を制約してるのは「自分自身」なんだよ
というお話。
確かジェーン・スーさんがお勧めしてたんですよね。
それでprime Videoのマイリストに入れてたのを、梨うまいさん(悔しみノート)もオススメされてたのを読んで見ることにしました。
うん。
面白かったです。
まあ、ストーリーとしては「こうなるだろうなぁ」って展開からほとんど外れません。
外見に劣等感を持ってるヒロインが、事故で「自分は美人だ」と思い込むようになって、自信を持って振る舞ううちに、周りにも影響を与え、成功していく。
でもその過程で鼻持ちならない部分も出てきて、大切な友人を失い、その後、「思い込み」を失って…
ラストは「自分は自分なんだ。これでいいんだ」ってことで、大成功!ハッピーエンド!
いや、そう言う話ですから、それでいいんです。
よくできてるなぁ、と思ったのは、「自分は美人になった」って後も、ヒロインの外見は「そのまま」なんですよね。
「そのまま」なんだけど、自信を持って行動する姿が「魅力的」に見える。
これは主演のエイミー・シューマーの魅力でしょう。
そしてその「行動」が「周り」も変えていく。
オタク気質で人付き合いも悪く、引っ込み思案な男が、彼女の魅力に惹かれて行き、その過程で彼自身も自己肯定感が高くなるあたり、ちょっとイイなと思いました。
<子供の頃はみんな自信に満ち溢れていたのに、あるキッカケで疑問を抱き始める。
何度も自分を疑ううちに全ての自信を失う。
自尊心や信念も全て消えるの。
でも、それに打ち勝つ強さを手に入れられたら?
見た目なんて関係ない。
子供の頃の自信を失わないで。
誰かに「能力がない」とか「美しくない」と言われても、私たちの強さや賢さはもっと素晴らしいものよ。
だって私は私だから。
私であることを誇りに思う。>
ラストの「演説」が全てを言い尽くしてる…って話でもあります。
まあ、実生活であそこまで自信満々に振る舞われちゃうと、それはそれで引いちゃいますけどねw。