・ブギーポップは笑わない
著者:上遠野浩平
出版:電撃文庫(Kindle版)
ちょっと思うところがあって、ここのところラノベを読む機会が増えています。
本書は先日「事件シリーズ」を読んだ上遠野さんの出世作「ブギーポップ」シリーズの第1作。
ファンタジー系が多かった(今も多いですけどねw)ラノベに「現代」を舞台にした設定を持ち込んで、ラノベの歴史に大きな転換点をもたらした作品…らしいです。
作者ご自身は本作で作品は「完結」してて、あとは派生作品…みたいなことをおっしゃってるようですが、すでに20作以上発表されています。
どんだけ後引いてんだかw。
でも確かに面白いですね、これは。
ストレートに物語が展開するのではなく、それぞれ語り手が違う連作短編によって全体像が見えるという構成。
敵方の語り手もいて、非常に新鮮でした。
「98年」の出版、しかも「電撃文庫」ということで僕の興味を惹かなかったんですが、影響を受けたという「西尾維新」の作品はソコソコ読んでるので(あまりに多すぎて、最近はスルー)、読んでてもおかしくなかったかな~。
読んでたら、ハマったかも…です。
(ラストの「エコーズのジャッジ」は安易かなぁとも思うけど、それはココロの汚い大人だから?ま、続編でフォローがあるかもしれんし)
本書はアニメ化されてて、その時の主題歌がスガシカオの「夕立ち」とか。
おお!
あの曲大好きなんですよ!(スガシカオを聴くようになったキッカケの曲でも)
https://itunes.apple.com/jp/album/%E5%A4%95%E7%AB%8B%E3%81%A1/256329045?i=256329060
最近、またアニメ化されたとのこと。
う~ん、見てもいいかなぁ…。