・錆喰いビスコ
著者:瘤久保慎司
出版:電撃文庫(Kindle版)
「このライトノベルがすごい!2019」で文庫部門【総合】【新作】で史上初のダブル1位を受賞した作品。芥川賞・直木賞には食指が動かないのに、コッチを読んじゃうってのも…w。
さすがに面白かったです。
作品のノリとしては「友情・努力・勝利」の「少年ジャンプ」的な展開で、スピード感のあるアクションと、イメージ豊かなデストピア(キノコ!)、強さのインフレーション、腐女子向けサービスとしてちょっぴりBLw…って感じでしょうか。
終盤の展開には確かに「胸熱」なものがあります。
でもその完成度が高いだけに、
「これで続編ってのは…」(現在、3作目まで出ています)
ってのはあるかなぁ。
まあラノベの場合、人気が出たらシリーズ化ってのは宿命のようなものですが(そこも少年ジャンプ的w)、ちょっと残念な気もします。
(設定的に「どろろ」っぽい連作になるんですかね。それはそれで面白そうとも思うんですが)
息子に渡して、息子が続きが読みたいって言ったら、続編を買ってもいいかな。
今のところはそんな気分です。