鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

理解できなくても、絆は繋がっている:映画評「シュガー・ラッシュ・オンライン」

一作目も家族で観に行って、随分と感心させられました。

http://aso4045.hatenablog.com/entry/20130420/1366453858

5、6年経って、中学生になった息子はチョット一緒に行くのを渋りましたがw、観終わったら随分と楽しんだようです、

 

f:id:aso4045:20181223172836j:image

「シュガー・ラッシュ・オンライン」


ゲームセンターで仲良くやってたラルフとヴァネロペの二人。

ある事件がきっかけで、インターネットの世界に…。

と言うのが導入。

前作で友人となり、それぞれが「自分の場所」を見つけたはずが…と言う流れになります。


<今>の関係の中で充足しているラルフ

新しい<変化>を求めているヴァネロペ


「オープンワールド」のゲーム世界を知って、二人の関係に軋みが生じます。

最終的にはそれぞれがそれぞれの「居場所」を見つける訳ですが、ちょっと寂しい印象もあるラスト(その後のおまけのラストは笑えますが)でしたかね。

この手の映画としては驚きでした。


まあねぇ。

これって「世代論」でもありますわね。

単純にゲームでも、オンラインゲーム、特にオープンワールドのゲームって、ひと世代前(=僕w)にはとっつきにくいところもあるし、時にはその「マイナス」面が強く見えるときもある。

でもそれって、「変化」についていけなくなったからだけなのかもしれない。

それが悪いわけでも、先へ行くのが正しいわけでもないけど、それぞれがそれぞれを尊重しなければない。

理解はできないかもしれないけど…。

「ゲーム」だけの話じゃないよな~。


インターネットの世界はかなり面白く、驚くほど深く描けています。Google、Amazon、Twitter、Instagram、ebay etc,etcが実名でバンバン登場するのも驚き。

良い/悪いじゃなくて、「こういうものなんだ」ってのを視覚的に見せてくれるのには参りましたね。

予告でも出てくるディズニープリンセスの扱いはディスニーならではですが、単なる「顔見せ」に終わってないのも流石です。


ストーリーとしては、

「それはあんた、自業自得やで」

って展開もあるんですが、全体としては満足度の高い映画でしたよ。


息子が一緒に映画に行ってくれるのも、そろそろ終わりかもなぁ…。

でもまあ、それも仕方ない。

自分だって、中学生になったら親と映画に行ってなかったもん。

寂しいけど、それはそれで受け入れるべき時がきたんだよなぁ…。


…なんて個人的感慨を重ねたりもして。

まだまだ「変化」を追いかけたいと言う個人的な思いはあるんですがねw。