・笑って泣いてドラマチックに学ぶ 超現代語訳戦国時代
著者:房野史典
出版:幻冬舎
お笑い芸人による歴史解説もの。「ブロードキャスト‼︎」ってお笑いコンビのツッコミらしいんですが…すみません。知りませんでしたw。
シリーズ第2作の「超現代語訳幕末物語」の評判がよかったので、「じゃあ、シリーズ1作目から」と。
(以前ほどは読まなくなったけど)歴史小説好きですし。
ただ「歴史小説好き」だと、ちょっと食い足りないかなぁ~w。
基本的には「俗説」をベースに面白おかしく話しを展開させつつ、所々で最新の学説で注をいれるスタイル。
「俗説」ってのは面白いから後世に残ってる訳ですからね。それをベースにして読者の興味を惹くってのは良い戦略かと。「注」のところで、決して作者が「族説」を信じてる訳じゃなくて、ちゃんと勉強してます…ってのも分かります。
ただ「歴史小説」って、まあベースは「俗説」じゃないですかw。
結構戦国モノを読んでると、ここで紹介されてストーリーくらいのことは、まあ知ってる訳です。
「お笑い」らしい「話芸」を楽しませてはもらいましたが、「学ぶ」って感じじゃなかった、と。
「戦国時代」って言いながら、ほぼほぼ「関ヶ原」と「真田三代」ってのも、どうかとも思いますしねw。(戦国の終盤じゃん)
ただ「日本史」を敬遠して来た人には「間口」としていいかもしれません。
(と言う訳で、お笑い好きの娘にはどうかな、とは思ってますw)
さて、「幕末物語」の方はどうすっかなぁ。
まあこのスタイルだと「幕末」と短く期間を区切ったほうが向いてる感じはします。
でもこっちの「小説」も割と読んでるしな~。
ただ好きな時代だし、明治維新150周年と言うタイミングでもありますから、ここで改めて…っておはあるか。
ま、近々読んでみます。