鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

「死を問いとして、それに答えるに足る生き方をする」:読書録「禅とジブリ」

・禅とジブリ

著者:鈴木敏夫

出版:淡交社

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円覚寺派管長・横田南嶺老師の言葉(禅で死を問題にするときの教えとか)。

この一文で、僕としてはこの本に出会った価値アリ…です。

 

元々は文春オンラインに紹介されてた、鈴木さんと高畑勲監督の壮絶な関係に関する記事がキッカケなんですけどね。

http://bunshun.jp/articles/-/8406?page=1

なんかその流れでレコメンドされた本書を衝動買い(Amazonでポチ)しちゃいましたw。

 

まあ内容的には特にジブリがどうこうってわけでもなく。

龍雲寺の細川和尚、円覚寺の横田老師、福聚寺の玄侑和尚(芥川賞作家でもありますね)と鈴木さんの対談で、「禅」について語りながら、時にそれがジブリ作品や宮崎・高畑監督の話に繋がっていく…って感じです。

紹介されてるエピソードは割りと知ってることが多いけど、こういう風に語られと、それはまた興味深い…っとこでしょうか?

 

高畑勲が亡くなり、宮崎駿が(恐らくは)「最後の長編」を製作している。

二人とも「禅」っぽくは全くないけど(もっとギラギラしてるw)、その二人を御してきた鈴木さんにはこーゆー面もあるのか、と。

 

まあ、全然枯れてるようには見えませんがなw。