副題は「アメリカをはめた男」。
まあ内容的には「はめた」んだか、「はめられた」んだか。
ハッキリ言えるのは本人が言う通り、
「もうちょっと話を聞くべきだった」
「バリー・シール アメリカをはめて男」
このい〜加減で、デタラメで、調子が良くて、愛嬌のある男を、トム・クルーズは楽しそうに演じてます。
シールが死んだのは46歳だから、30代、40代がメインの話。
50代半ばのクルーズがほんと若々しく演じてますわ。
こう言う話の場合、主人公は欲に溺れて酒池肉林を尽くした末に自滅したりするんですが(「スカーフェイス」とか)、バリー・シールは愛妻家であり、家族思いでもある人物なんですよね。
最後まで。
まあ変な話だし、変な主人公。
ラストは悲劇?
でも全然暗くないし、テンポよく見れる
そんでもって「史実」に基づいてるってんですからね、これで。
一番変なのは「アメリカ」って国かもしれませんなぁ。
(原題は「American Made」)