鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

伝奇SF版「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」:読書録「機巧のイヴ」

・機巧のイヴ
著者:乾緑郎
出版:新潮文庫


「アナスタシア女史」のハーレクインぶりにやられてw、「もうちょいハードなのを」と書店で見かけて購入。
思ったほどハードじゃなかったですがw。
でも面白かったですよ。


連作短編で5編。
1作目は連作を想定してなかったのかな?かなりひねりが効いてて、僕は結構好きです。
連作色が強くなるにつれて、伝奇的要素が強まり、最終編は「アクション・スペクタクル」に。
ま、それはそれで楽しめましたw。
「なぜ機械人形が動くのか?」
このオチは、もうちょい科学的に落として欲しかったような気もしますが。


余韻はなんとなく「ポーの一族」。
気分はジョン・オービン。
いや、傍にいれるんだから、ちょっと違うかw。


続編が連載中とか。
ちょっと楽しみです。