鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

何ちゅう、アホらしい…(褒めてます):映画評「帝一の國」

以前、友人(赤松君)のFacebookで「面白かった」とコメントされてるのを見たときに家族で予告編をチェックし、そのとき以来、娘が観たいと言って作品。
ちょうど良い感じで時間ができたので、梅田で観てきました。


いやぁ、面白かったですw。



帝一の國


アホらし言っちゃあ、アホらしい。
でもその「アホらしさ」を徹底してやってるところがイイですね。上映時間中は家族揃って「大笑い」でした。


主人公が、
一本気なのか、純粋なのか、ただの間抜けなのか、権謀術数家なのか、ロマンチストなのか、
キャラとして捉えどころがないところがあると言えばあるんですが、その色々な側面が「笑い」にツナがってて(実際には「笑い」優先で設定したんで、キャラが定まんなくなったんでしょうがw)、結構酷いこともやってるのに、「憎めない」ってのが良いんでしょうね。
「人物像」としては友人でライバル(弾)の方が遥かに「ヒーロー」っぽいんですが(ベタなくらいw)、それじゃここまで面白くはなりません。


原作は14巻あるらしいんで、「続編あり」かなと思ってたんですが、このラストだと、それはないかな?
その思い切りの良さが、作品の切れ味にもなってると思います。
ホント、楽しませてもらいました。


…ま、なんかの役に立つような映画じゃ全くないですけどねw。
(一番驚いたのは敵役(菊馬)をやってた野村周平。「ちはやふる」のいいオトコぶりとのギャップにビックリでした。
いい役者ですなぁ)