- 作者: 城平京
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/12/15
- メディア: 文庫
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本屋で女子大生が、
「これ、面白かったよ」
と一緒にいた友人に薦めていたの小耳にはさんで買ってみた作品w。
ま、息子も読めそうな感じもしたので(←言い訳)。
「言葉」で「世界を再定義する」
って意味では、京極夏彦の「京極堂」シリーズに通じるところもあるかな。「妖」とかもでてきますし。
ただ、
キャラ優先、人間関係はパターン的、描写は簡潔
・・・ってあたりが、より「ラノベ」的かと。(京極堂シリーズもキャラ立ち優先なシリーズではありますがw)
実際、漫画化もされてますし。(というか、この作者は漫画原作者の方が本業かもしれません)
登場人物たちの「家族」の視点とか、「異世界」に足を踏み込んでいる主人公たちの「想い」とか、もうちょい突っ込んでほしい感じもあるんですが、ここらへんで抑えたほうがノリが出てくるって判断でしょうか?
まあ分からなくもないというか…。
読み終えて気づいたんですが、この作者のデビュー作(「名探偵に薔薇を」)は読んでるんですよね。
で、そのとき「う〜ん…」って感じになったんですよ。
今回もまあ、同じ感じかなぁ。
「キャラ」は嫌いじゃないですけどね。
一応、息子にも渡してはみます。
どんな感想かな?