鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

百人一首版「ロッキー」とでも申しましょうかw。:映画評「ちはやふる 下の句」

さほど期待せずに見に行った前編(上の句)が無茶苦茶面白かったんで、連休中のイベントとして「下の句」鑑賞。
さすがに「上の句」のは及びませんでしたが、家族みんな満足の一本でした。



「ちはやふる 下の句」


前編は、まあ言ってみれば「スポ根」。
「チームとして勝利を目指す」姿が、熱く描かれます。今思い出しても「机くん」エピソードは胸熱くしますw。


で、本編ではそこから一歩進んで、
「何のために自分は戦うのか?」
初っ端から主人公たちが「悩む」という展開。


まあ、安易な「恋愛もの」にしないのはOK。
しかし「自分探し」ストーリーに耽溺するには、こちとらオッさんになり過ぎとりますなw。オッさんをターゲットにした映画じゃないんだから、そりゃ仕方ないんですけどね。


しかし終盤の「試合」のシーン。
これはやはり熱くなります。
諸々の悩みや諍いや、行き違いの全てが、「戦いの場」で昇華する。
「ロッキーかいな⁈」
いや、そういう話なんですよ、これはw。


ラストの「四人揃い踏み」のシーンは、それはそれで「上がり」ます。
続編があるって話もありますね。
「自分探し」はほどほどに、ガッツリ「戦い」を見せていただきたいです。
…少女漫画じゃなくなっちゃうかw。