鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

雑誌でチョクチョク読んでましたが:読書録「ラオスにいったい何があるというんですか?」

・ラオスにいったい何があるというんですか?
著者:村上春樹
出版:文藝春秋

ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集

ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集


<僕がラオスから持ち帰ったものといえば、ささやかな土産物のほかには、いくつかの光景の記憶だけだ。>
<それらの風景が具体的に何かの役に立つことになるのか、ならないのか、それはまだわからない。結局のところたいした役には立たないまま、ただの思い出として終わってしまうのかもしれない。しかしそもそも、それが旅というものではないか。それが人生というものではないか。>


表題の答えはこんな感じ。ま、村上春樹らしいっちゃ、らしいw。


随分久しぶりの「紀行文」ってことになるようですが、「AGORA」がJALから送られてきてたりもしてたんで、なんだかんだで結構「読んだことがあるような」...って思ったら、連載より少し長めなんですな。
どっちにしたって、漠然としか覚えてなかったんで、新鮮な気持ちで読むことはできましたw。


本書は新刊時点で電子書籍で同時発売。
とりあえず「村上春樹の作品は最初は書籍で」と思って、あえて書籍版を購入しましたが、エッセイとかはもしかしたら電子書籍でもいいかもw。
もっとも本書の場合はカラー写真が結構収められてるんで、iPhoneやKindle paperwhiteなんかで見るのには向きませんがね。