鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

SF版ボニー&クライド:映画評「TIME」

「ザ・レイド」とこれは、先日の東京出張の往き帰りに、iPhoneで見ました。
こっちは去年のTSUTAYAレンタルベスト10の中で唯一見てなかった作品だったので。

「TIME」



まあ、悪くない作品だと思いますよ。
SF的な設定にはツッコミどころ満載だと思いますが、 99% vs 1%の現実を背景にしていると思えば、その比喩はむしろストレート過ぎるくらい。
SFとしての世界観を云々するというのは、この作品の制作意図とは少しズレているでしょう。
ただまあ、それにしても底が浅すぎるんじゃないのっていう批判は成り立つでしょうかね。
単に金をばらまけば、今の格差社会が解消するって言うもんでもないでしょう。



本作は、単純に「SF版ボニー&クライド」として楽しむべきなのかもしれません。
そう思うと、設定の甘さとかテーマの深め方の中途半端さとかが気にならなくなるんですよw。
それなりに爽快な気分になります。



傑作とはいいませんが、なんとなく憎めない作品ではありました。