最近ですと、「バトリシップ」なんかも同系統の作品だと思うんですが、出来としては数段コッチの方が上でしょう。二時間半弱あるんですが、冒頭からラストまでギア入りっ放しで、全く退屈しません。
もっとも先行してそれぞれのヒーローの作品を発表してる訳ですから、イントロの説明が省略できる分、早くギアが入れれるってのはあるでしょうがね。
「アベンジャーズ」
正直、パッとしないマーベルヒーローたちのチームって感じなんですがw、先行作品の出来がソコソコだったのもあって、ショボい感じがしないのは製作者サイドの戦略の勝利。(「アイアンマン」があそこまでヒットするとは思ってなかったかもしれませんが)
それでもこれだけの雑多なヒーローの寄せ集めで、コレだけの作品を仕上げたところには感心します。
「神様」(ソー)から、「怪物」(ハルク)までいるんですからねぇ。
斜に構えたヒーロー「アイアンマン」をチームワークに引き込む段取りもナカナカのもんじゃないかと。
観終わって一番気に入ったのは「ハルク」です。
設定として扱うのが難しいキャラだと思うんですが、ツボにハマるとここまで魅せてくれるのか、と。
とにかく暴れっぷりが爽快です。
「ロキ」をぶちのめすシーンなんか最高だったなぁ。
続編も予定されているようですが、これが上手く行くにはブリッジとなる単発作品の出来次第ってトコロでしょう。(まずは「アイアンマン3」かな?)
そうそう上手くは行かないだろうと思いますが、できれば見てみたいな、と。
何にせよ、アタマを空っぽにして見るには最適の一本だと思いますよ。
(とは言え、出来れば先行する「アイアンマン」シリーズ、「キャプテンアメリカ」「ハルク」「マイティー・ソー」は見ておいた方が楽しめるでしょう。
敵役の設定もあるんで、特に「マイティー・ソー」は見ておいた方がいいかなぁ。この中じゃ「今イチ」の方なんですがw。
ま、別に見なくても楽しめるとは思いますがね)