鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

読書録「東京大学のアルバート・アイラー 東大ジャズ講義録・歴史編」

・東京大学のアルバート・アイラー 東大ジャズ講義録・歴史編」
著者:菊地成孔、大谷能生
出版:文春文庫



最近、個人的に「ジャズ回帰」してるんで、少し前に評判になった本書で勉強し直し。
…って気分だったんだけど、難しすぎるわ!w
「 十二音平均律」から「 バークリー・メソッド」そして「 MIDI」って、何のこっちゃ。
僕しては漠然としか把握できてない「コード」と「モード」位は理解したいと思ってたんだけど、相変わらずそこら辺はモヤモヤ…。
うーん、プレイヤーじゃないと、ビシッとは理解できんのかなぁ。



まあそんなこんな文句言ってるんだけど、実は結構楽しく読んだって気分もあるんだよね。
まあ講義形式だから読みやすいってのもあるし(書き起こしたんじゃないらしいけど)、割とエンタメを意識してるってのもある。
何より出てくるミュージシャンやアルバム、曲に馴染みがあるってのも大きいかな?
ここら辺は過去の蓄積ですw。



でもそういうのがないと、チョット読むのはシンドイだろうな、やっぱ。
そういう意味じゃ、所詮ジャズファン向け。
っつうか、東大生はどこらあたりまでフォロー出来たんだろう?
彼らはむしろ、僕にはチンプンカンプンの記号論的アプローチの方に馴染みがあったんだったりしてw。



楽しんだとは言っても、流石にこのまま続編にはいる気にはなれなかったなぁ。
そこはもう少し経ってから考えますわw。