鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

・これは小説で読んだ方が・・・:映画評「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

東京ー金沢の往復の間にiTunesでDLしたのを視聴。
何回かに分けて観ることになったけど、それでようやく見終えることが出来たって感じです。
DVDレンタルだったら、途中でやめてたかも。
悪い映画じゃないんですけどね。
トム・ハンクス、サンドラ・ブロックら、主演陣も達者ですし。




「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」



要は主人公の少年のキャラに感情移入できなかったんですよ。
演じてる少年はナカナカの演技ですよ。
でもだから尚更にw。



まあぶっちゃけ、「現代版/キャッチャー・イン・ザ・ライ 9.11ver」。
繊細で神経質で空想癖のある少年のNY巡りが物語の基本的骨格です。
こういう少年って、自分自身の中にも確かにある/あったんですが、客観的に見れば「ウザい」w。
だから映画で見ていると、何かイライラして、感情移入できないんですよねぇ。
小説なら内面に踏み込む形になって、別なんでしょうが。
「ライ麦畑・・・」だって、映画で見ようとは思わないもんなぁ。



とは言え、ラストの十数分は、グッと来ましたよ。
基本は「父と息子」の物語。
そりゃ、やられますw。



それだけに「映画で出会う物語じゃなかったかも」ってのが残ります。
原作、読もうかなぁ。