鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

このタイミングだから観たって訳じゃないんですが:映画評「おおかみこどもの雨と雪」

この題材でアニメーション映画を一本作るってのが何とも不思議。
「狼男と結ばれ、子供を授かったが、夫に先立たれた女性が、子供二人を育てる」
ホントにそれだけの映画ですからw。




「おおかみこどもの雨と雪」



「狼男」なんか出てくるんだから、もちろんファンタジーなんだけど、それだけじゃなく、「子育て」や「農業」にも何処か現実離れした気配があります。
「そんな甘いもんじゃないだろう」
それでいて物語を成立させているのは「花」というキャラクターに負うところが大きいでしょうね。
彼女が「母親になる」。
物語の核にあるのはコレでしょう。
(でも小学生の子供が突然いなくなって、周りは何とかなるモンすかね?
そこは気になったなぁ)



しかし、こんな娘、いますかね?
それが一番のファンタジーだったりしてw。



花が子供たちを育てるのは、細田監督の故郷である富山を背景にしてるとか。
そういや、白馬に行く途中の北陸道から、似たような景色を見たような…。
そしてその風景は、これから僕たち家族が過ごす石川/金沢にも通じるところがあるでしょう。



出来るなら、僕たちにもファンタジーのようなひと時が訪れてくれれば、と思います。
まあオオカミになられちゃ困りますがw。