鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

青春ドラマ色が強くなってるかな?:映画評「アメイジング・スパイダーマン」

「リメイクには早くないか?」
とは思ってたんですけど、観てみると、
「まあ、いいか」
って感想。
前のシリーズへの思い入れがあんまりないからかもしれませんけどね。



「アメイジング・スパイダーマン」



この手の物語の場合、一番上がるのは「ヒーローが登場して、社会に認知されるようになる」過程。
「スパイダーマン」もそうで、従ってソコのところは気持ちよく観ることが出来ます。
(それだけにヒーローものの2作目以降は難しい。「ダークナイト」は希有な例でしょう)
CG技術の進歩もこの10年で躍進していますから、その最新技術でやり直すってのもありますかね。
3Dに関しては「まあこんなものかな」って感じもしましたがw、リザードマンとか、全体的なスキルアップは堪能できました。



物語的には、前シリーズの一作目が「力と責任」についてシッカリ語っていたのに比べると、そこのところは「もうちょっと」って感じもありましたかね。
ここら辺のバランスは「?」ってところもありました。



一方で「青春ドラマ」としては遥かに本作の方が良く出来ています。
ヒロインの魅力ってのもあるでしょうが(ここは結構言われてますねw)、そこを割り引いても学園描写/恋愛描写は良くできてるんじゃないかと。
ラストの落ちも僕は好きです。
まあその「軽さ」が「ドラマ的バランスとしてはどうなの?」ってとこに通じるのかもしれませんが。



ヒットしてるようですが、納得できる出来だったと思いますよ。
2作目以降がどうかは分かりませんがね。
(両親ネタで展開させようってのは悪くないと思いますが)