鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

いや、もう、サム・ロックウェルが最初っから最後まで…:映画評「ジョジョ・ラビット」

スカーレット・ヨハンソンが良いだろうなとは思ってたんですよ。 実際良かったし。 空想の「アドルフ」も良いしね。 しかしここまで「サム・ロックウェル」に持ってかれるとは予想してなかったw。 ある種のファンタジーではありますね。 戦争の悲惨さや非情…

個人的にジャズ回帰中w:映画評「ブルーノート・レコード ジャズを超えて」

レーベルとしての「ブルーノート」の誕生から、復活・現在までを追いかけたドキュメンタリー映画。 ドラッグ、アルコール、金、女…と言ったスキャンダラスな面はスルーしていますがw、ナチスから逃れてきたユダヤ人二人が自由と創造性を重じてレコード制作を…

細胞よりちっちゃいモンには興味がわかないことが判明w:読書録「若い読者に贈る美しい生物学講義」

・若い読者に贈る美しい生物学講義 感動する生命のはなし 著者:更科功 出版:ダイヤモンド社 ネット記事で作者がウイルスに関する解説を書いてて、それが分かりやすかったんで、コチラもポチっ。 「若い読者」に関しては、<自分が若いと勝手に思ってる読者…

答えはないよなぁ:映画評「天才たちの頭の中」

原題「Why Are We Creative?」 「なぜあなたは創造的なんですか?」という質問を20年もいろんな人にぶつけて、その反応をまとめたドキュメンタリー。 副題が「ムカデのジレンマ」で、「それを聞いちゃあお終いよ」ってオチなんですがw。 107名もの著名人に一…

この選曲は今までで一番かもw:村上RADIO ステイホームスペシャル

このStay home期間に向けて、村上春樹が「村上Radio」のスペシャルプログラム。 2時間拡大版です。 (「村上RADIO、いつもは二ヶ月に一度のペースでやってるんですが、」 …やっぱ、定番化しとったかw) 例によって、丁寧な書き起こしはHPの方に。 <村上RADI…

また歴史の影響を受けるのかもね:読書録「図書館巡礼」

・図書館巡礼 「限りなき知の館」への招待 著者:スチュアート・ケルズ 訳:小松佳代子 出版:早川書房 <オーストラリアの作家で、書物取引の専門家でもあるスチュアート・ケルズは本書において、地元オーストラリアの部族に伝わる口誦の図書館から、メソポ…

ストーリーはどうでも良い!:映画評「導火線 Flash Point」

07年制作のドニー・イェン主演作品。 「イップマン」以降のドニー・イェンは「抑えた」演技が良い感じになってるけど(「ローグ・ワン」もその路線)、本作は「暴発刑事」の役柄。 でもまあ、これがハマるハマる。 <痛い>「総合格闘技系」のアクションが映…

逆転のスッキリ!…だけじゃない:読書録「逆ソクラテス」

・逆ソクラテス 著者:伊坂幸太郎 出版:集英社 <伊坂幸太郎史上、最高の読後感。 デビュー20年目の真っ向勝負!> …の帯の煽りに引っ掛かりましてw。 でもまあ、これが結構…。 いや、僕は伊坂作品をそこまでは読んでないんで、「史上、最高の読後感」かど…

「愛媛県高校生徒会連合」…かぁ:読書録「鴻上尚史のもっとほがらか人生相談」

・鴻上尚史のもっとほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋 著者:鴻上尚史 出版:朝日新聞出版 鴻上さんのこの連載は時々ネットで回って来ることがあって、「丁寧に良い回答するなぁ」と感心してたんですが、今回は帯のブレイディみかこさん…

良くも悪くも「新本格派」:読書録「元年春之祭」

・元年春之祭 著者:陸秋槎 訳:稲村文吾 出版:ハヤカワ・ミステリ これ、消費税増税前に購入してたんですw。 積読状態から引っ張り出してきて、読了。 割と一気に読んじゃいました。 …なんで、面白いことは面白い。 本屋大賞翻訳小説部門第2位(2019年)…

かなり問題意識が広くて深い:読書録「ぼくが見つけたいじめを克服する方法」

・ぼくが見つけたいじめを克服する方法 著者:岩田健太郎 出版:光文社新書 ダイヤモンド・プリンセス問題で賛否両論巻き起こした岩田さんの新作。 便乗商法 …ってわけじゃないなくて、ほとんどはあの事件の前に出来上がっていたとのことです。もちろん言及…

瀧本さんがいたら、今を「チャンス」と捉えるんだろうなぁ:読書録「2020年6月30日にまたここで会おう」

・2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史・伝説の東大講義 著者:瀧本哲史 出版:星海社新書 2019年に47歳の若さで亡くなった瀧本さんが、2012年に東大で講義した内容をまとめた一冊。 講義の中で、瀧本さんは10代20代の若者をアジります。(毎度の通り…

withコロナ、afterコロナで政治はどう動くのか?:読書録「労働者の味方をやめた世界の左派政党」

・労働者の味方をやめた世界の左派政党 著者:吉松崇 出版:PHP新書(Kindle版) こちらのエッセイを読んでたら中で紹介されて手、ちょっと面白そうだったので。 <コロナを前にしたインテリの自己矛盾> https://cakes.mu/posts/29869 出版は2019年6月。 た…

アイドルが世界を変える:読書録「プロジェクトぴあの」

・プロジェクトぴあの<上・下> 著者:山本弘 出版;ハヤカワ文庫 「アイドルが世界を救う」 …だとマクロス(リン・ミンメイ)w。 本書の場合、正確には 「自分の夢を叶えるためにアイドルになった少女が、結果的に世界を変えちゃう」 …と言うお話。 ガチの…

いやぁ、笑った。長州がこの枠になろうとは…:読書録「いまどうしてる?」

・いまどうしてる? 著者:長州力 出版;ワニブックス ここ数日の長州のTwitterにほっこりさせてもらって、つい購入。 現役時代の長州はマジ怖かったけど、まさかこういう「枠」になろうとは。 ただ本人曰く、プライベートはこんな感じらしい。 YouTubeなん…

どこまで危機は深くなるか?でもそこに変革の希望もある:読書録「コロナショック・サバイバル 日本経済復興計画」

・コロナショック・サバイバル 日本経済復興計画 著者:冨山和彦 出版:文藝春秋(Kindle版) 産業再生機構を率い、数々の企業再生を手がけつつ、自らもローカル企業を経営する著者による「アフターコロナ」における経済復興論。 …と言っても2部構成になって…

「オッサン」になった悪ガキども:映画評「バッドボーイズ フォー・ライフ」

1作目から25年、2作目からは17年を経ての「第3作」。 本国じゃ結構ヒットしたのかな? 「サザエさん」じゃなくて、キッチリ作中でも歳をとってるので、二人も立派なおっさん。 ウィル・スミスを見てると、そこら辺、曖昧ですが、マーティン・ローレンスの方…

新型コロナウイルスが「見立て」を全て変えてしまう可能性も…:読書録「中国が世界を撹乱する」

・中国が世界を撹乱する AI・コロナ・デジタル人民元 著者:野口悠紀雄 出版:東洋経済新報社(Kindle版) 5/6まで全文無料配信…ということで読んでみました。 概要はこの記事に書かれています。 <コロナとの戦いで見えた中国の本質的な問題> https://toyo…

読み終えて、「彼らを聴く」になってますw:読書録「彼らを書く」

・彼らを書く 著者:片岡義男 出版:光文社 Amazonから届いたとき、妻に 「新聞広告見たとき、買うと思ってた」 と言われました。 ええ、買いましたともさw。 この3人(一つはグループだけど)について言えば、片岡さんはバリバリの同時代人。 その思い出を……