鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

2019-01-01から1年間の記事一覧

AIに関しては倫理や道徳を考えなきゃいけないまでに現実的になってきたということかな?:読書録「AI以後」

・AI以後 変貌するテクノロジーの危機と希望 著者:丸山俊一+NHK取材班 出版:NHK出版新書 正直、「AI」に関する本はソロソロ遠慮しとこうかな、と思ってたんですけどねw。 本書はEテレで放送された「人間ってナンだ?超AI入門」の特別編を書籍化したもの。…

31歳。全然、若けぇよw:映画評「空の青さを知る人よ」

もともとは子供たちが見に行きたいと言った作品。 公開から少し経っちゃってるんで、夜の回しかなくて、終了が20時以降になる場合は保護者同伴の必要あり。 …で、同伴となりました。 空の青さを知る人よ <空の青さを知る人よ> https://youtu.be/e5pr9vcMh9…

いやぁ、面白かった:読書録「危機と人類」

・危機と人類<上・下> 著者:ジャレド・ダイアモンド 訳:小川敏子、川上純子 出版:日本経済新聞出版社(Kindle版) 読み始めて、 「コレ?日本での出版向けに加筆された日本版?」 と思い、 読み終えて、改めて、 「日本版だっけ?」 それくらい「日本で…

原点回帰っちゃあ、原点回帰:映画評「ターミネーター ニュー・フェイト」

前作(ジェ二シス)を観たときにつくづく思ったんですよね。 「ターミネーターってのは現代で無茶苦茶強くて異質な怪物が大暴れする映画。 SF的なゴタクはそのお膳立てなだけ」 で、キャメロンが復帰しての新作。 「T2」の正式な続編…とか。 ターミネーター:…

「スマホ」は「ナイフ」か「包丁」:読書録「21世紀の『男の子』の親たちへ」

・21世紀の「男の子」の親たちへ 男子校の先生たちからのアドバイス 著者:おおたとしまさ 出版:祥伝社 子供たちとの「スマホ戦争」は依然として継続してて、戦線は拡大・硬直状態。 その件は別途書くかもしれませんがw、ちょっとしたキッカケがあって、そ…

ちょっと乗り切れませんでした:映画評「たちあがる女」

少し前に評判になったアイスランドの映画。 ジュディー・フォスターがリメイクするとか、しないとか… たちあがる女 …う〜ん、正直言って僕は乗り切れませんでした。 面白くないわけじゃないんですけどね。 個々のシーンでの演出やストーリーには笑ったり、感…

「項羽と劉邦」がノイズになりました:読書録「蒲公英王朝記」

・蒲公英王朝記<巻ノ一、巻ノ二> 著者:ケン・リュウ 訳:古沢嘉通 出版:早川書房 「紙の動物園」のケン・リュウによる武侠小説。 「項羽と劉邦」をベースに、架空の世界での壮大な戦国絵巻を描いています。 「繊細なあの短編を描くケン・リュウが…」 と…

懐かしく、切ない:コミック評「CONFUSED!」

例によって、朝日新聞の書評欄でご紹介いただいた作品。 ストーリーは「Homecoming」というバンドのギタリスト(福富優樹)で、作画はイラストレーター(サヌキナオヤ)というコンビのようです。 不勉強にして、お二人とも知りませんでしたがw。 CONFUSED! …

腹の出たエディ・マーフィーが楽しませてくれます:映画評「ルディ・レイ・ムーア」

ネットの評でちょっと評判になってるのを読んで、 「久しぶりにエディ・マーフィーに笑かしてもらいますか」 と観たNetflixオリジナル映画。 いや、これが拾い物。 ルディ・レイ・ムーア 70年代に活躍した実在のコメディアン&俳優の伝記映画です。 全然知ら…

世界は「雑音」に満ちている:Air Pods Pro使用感

Air Pods Proを装着して、出退勤。 メインの通勤手段は「御堂筋線」ですから、大阪地区じゃ、トップクラスの満員電車wに乗っての通勤です。 詳細な機能やレビューは既に沢山出ていますからそちらをご覧いただくとして、極々個人的な感想を。 <ノイズキャン…

ワイヤレスイヤホンもここまで:Air Pods Proファーストインプレッション

昨日家に帰ったら、宅配ボックスに。 来た、来た。 開封の儀。 イヤーパッドの交換は実に簡単。 SML確認してみましたが、まずは「M」がフィットするかと。 接続は充電器の蓋を開けたら、簡単に終了。 そうそう、これがAirPods。 僕は結構前からワイアレスイ…

エディはイングランドチームも追い込んでるんかね?:映画評「ブライトン ミラクル」

AppleTVの新作ラインアップを眺めてて見つけた作品。 前回大会(2015年)での南アを破った世紀の番狂わせの一戦に向けて、エディ・ジョーンズが何をし、選手たちがどう応えたかを描いた作品。 ブライトンミラクル 実話に基づく映画化…なんですが、エディ、リ…

世界は続く:ドラマ「コミンスキー・メソッド season2」

待望のシーズン2。 金曜日に一挙公開になったんですが、「Modern Love」を観た後、土・日で7話、月曜の通勤途上で最終話を観ました。 もうちょいユックリ観るつもりだったんですけど、見始めたら止まらなくてw。 コミンスキー・メソッド シーズン2 個人的に…

世界観の余韻:読書録「祝祭と予感」

・祝祭と予感 著者:恩田陸 出版:幻冬舎(Kindle版) 映画(蜜蜂と遠雷)の余韻の中、 「原作を読み返すか」 とも思ったんですが、ちと長いw。 で、(多分映画の公開に合わせて出版された)このスピンオフ短編集を。 時間軸的には本編の前後のエピソード、全部…

新しい才能だと思う:映画評「蜜蜂と遠雷」

原作は読んでて、面白いとは思ってたんですが、それだけに映画化は「どうかな〜」と。 「四月は君の嘘」の惨劇もありますし…。 しかしこの宇多丸さんの「激賞」を聞いて、「これは観るべきか」と。 <宇多丸、「蜜蜂と遠雷」を語る!> https://www.tbsradio…

感傷ではなく…:ドラマ「Modern Love」

prime videoのオリジナル・ドラマ。 1話30分前後で全8話。 この長さが丁度いい感じなのはNetflixの「コミンスキー・メソッド」で実感してたので、通勤時間にでも見ようかと、DLして… これが無茶苦茶、良かったんですよ! いや、ビックリ! Modern Love〜今日…

オッサンも楽しみました:ライブ「向井太一ONE MAN TOUR 2019-SAVAGE-」

さて、どこで「向井太一」を知ったのか? まあSpotifyがApple Musicのレコメンドが最初でしょうね。 「新曲」か、「シティポップ」流れか。 「ん?」 と思ったのは多分コレが最初。 <空> https://youtu.be/MesuBQZf 「こりゃ、好みやな」 と思ったのは、一つ…

「おちゃらけ」が足りない:映画評「MIBインターナショナル」

思い返せば<ウィル・スミス>は欠かせないキャラやったなぁ、と。 メン・イン・ブラック インターナショナル 「誰がスパイか」 も含めて、予想通りの展開。 …は、まあイイんですよ。 MIBって、ストーリーを評価するシリーズじゃないから。 でもキャラは重要…

楽しかった!:ライブ「ケニー“ベビーフェイス”エドモンズ」

Billboard Live Osakaでのライブに行ってきました。 世代的には僕もハマるんですが、「ベビーフェイス」は妻が大ファン。 来月が誕生日なんで、少し早めの「誕生日プレゼント」も兼ねて、です。 火曜のStingが「68歳」。 ベビーフェイスが「61歳」。 元気や…

デジタルが抜けた時間に何をするか?:読書録「デジタル・ミニマリスト」

・デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する 著者:カル・ニューポート 訳:池田真紀子 出版:早川書房 読み終えて、 「僕は、<デジタル・ミニマリスト>にはなれんな」。 ま、当分は。 問題意識がないわけじゃないんですけどね。 一番の問題は、…

ほぼほぼ聴きたい曲は聴いたような…:ライブ「スティング My Songs」

事前に発売された「My songs」を掲げる通り、ベスト・ヒットツアー的なライブ。 …なんですが、「My Songs」がそうだったように、過去作を「ロック」寄りにアップデートした内容でした。 https://open.spotify.com/album/7rYT4YE7JweBE9ICtT5oSu?si=6CZiHpMaS…

ビートルズの曲は涙が出るほど美しいという、当たり前の事実:映画評「YESTERDAY」

ビートルズの「イエスタデイ」と言えば、 「美しい曲だけど、聴き飽きた感もある」 ってブログを少し前に読んだことがあって、 「そうだよな〜」 と僕も思ってたんですが…。 イエスタデイ あるキッカケで、「ビートルズ」が存在しない世界に来てしまったミュ…

安心印は変わりません:読書録「カッティング・エッジ」

・カッティング・エッジ 著者:ジェフリー・ディーヴァー 訳:池田真紀子 出版:文藝春秋(Kindle版) シリーズ第14作。 前作でついに結婚したリンカーン・ライムとアメリア・サックスの新婚生活やいかに… って、あんまりそういうシーンはないんですよねw。 …

記憶と演技と:映画評「真実」

妻と午前中の回、観に行きました。 真実 僕は「万引き家族」のインパクトを引き摺ってたんで、 「もっと劇的な展開でもあるのかと…」 って印象だったんですが、妻は 「フランス映画っぽくて大満足」。 <読後感の明るいものを作りたいという思いが強くありま…

いやぁ、今更ですが…:映画評「グッド・ウィル・ハンティング」

ええ映画や!! グッド・ウィル・ハンティング アカデミー賞を取ってて、ガス・ヴァン・サントが監督で、ロビン・ウィリアムズが出てて…っいて、どう考えても「僕好み」。 …なんだけど、あまりにもハマりすぎてて、逆に敬遠しちゃているという作品。 「フォ…

未来をどう作っていくか?:読書録「未来への大分岐」

・未来への大分岐 資本主義の終わりか、人間の終焉か? 著者:マルクス・ガブリエル、マイケル・ハート、ポール・メイソン、斎藤幸平 出版:集英社新書 経済思想を専門とする斎藤幸平氏が、哲学者マルクス・ガブリエル、政治哲学者マイケル・ハート、経済ジ…

粧し込んで街を闊歩したくなる:映画評「JOKER」

いろんな評も出てるんで、あんまり付け加えることもないですかね。 JOKER まあ、かつて「ヤクザ映画」をみた後に、肩を怒らせて劇場から出てきたように、シナトラの”That’s Life”をBGMに、街を踊るように闊歩したいような気分になっちゃいましたw。 https://…

こういう本を作りたくなる気持ちは分かります:読書録「岩田さん」

・岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。 編:ほぼ日刊イトイ新聞 出版:ほぼ日ブックス もともとはSwitchにハマりまくっている息子に、 「ゲーム機やソフトを作ってる人って、こんな経験をしてきてるんだよ」 って感じで読ませようかなと思って購入し…

オーストラリア版「逃げ恥」?:読書録「ワイフ・プロジェクト」

・ワイフ・プロジェクト 著者:グラム・シムシオン 訳:小川敏子 出版:講談社 ビル・ゲイツのいつかの「オススメ本」にピックアップされてた作品。 ゲイツが推すんだから「ノンフィクション」とてっきり思ってたら、「コメディ」でしたw。 こう言うのも読む…

とにかく犬を殺したらロクでもないことになると言うお話:映画評「ジョン・ウィック:パラベラム」

1作目・2作目と観て、 「面白いんだけど、アクションでお腹がいっぱいに…」 と言うのが共通した感想でしたが、本作はそれ以上…w。 満腹を通り越してます。 <映画評「ジョン・ウィック」> http://aso4045.hatenablog.com/entry/20151017/1445073469 <映画…