鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

こりゃ確かに出来がいい(原作との距離感はともかくw):映画評「陰陽師 とこしえの夢」

…というわけで「二つの世界」より前に公開されたこの作品を続けてみたんですが、

こりゃまあ、「二つの世界」よりかなり出来がいいですな、確かに。

それは始まって数分で「納得」です。

f:id:aso4045:20210321221219j:image

 

 

本作の方は「夢枕獏原作」を明確に打ち出していて、「確かにそういう話もあったかな〜」って感じもあるんですが、テイストは全然違うw。

「人間世界」はやっぱりファンタジー設定で、それを舞台にした、大バトル・アクションCG大作って感じです。

なんだけど、「ヒトの哀しさ」みたいなものもしっかりテーマには組み込んでて、そこら辺が原作オマージュにもなってるかな。

チョット推理ドラマっぽい展開もありますしね。

 

 

まあ、よくよくストーリーを考えてみると「?」ってとこもあるんですが、怒涛の展開で「ま、いっか」ってノリ。

振り返ってみると、「一番、晴明が活躍してないんじゃないの?」ってのもあったりしますw。

(博雅の方は「大バトル」でノリノリです)

着地点の二人の「バディ」感は原作とは全然違うんですが、この作品の流れから言えば「納得」だし、「次に期待」って感じにもなってます。

f:id:aso4045:20210321221236j:image

 

本作、「2部作」になってて、すでに続編も制作済みとのこと。

ただ中国本国で監督が「盗作騒動」に巻き込まれてしまい、本作も公開から10日間ほどで上映停止、続編の公開も目処が立たない状況になっているとか。(世界配信だけはNetflixで予定通りされています)

その最中に「二つの世界」が配信されることになったんで、「もしかして続編?」と期待しちゃった人もいて、そのことが「二つの世界」にはマイナス評価につながったってのもあるようです。

そこらへんの背景を除いても、やっぱり出来は本作の方が良いですけど。

(個人的には晴明と式神の「箱庭的世界」を実写化した「二つの世界」も捨てがたいんですけどね。ゲームの実写化という意味ではやっぱり「あり」だと思います。

物語的面白さとは違う評価ですがw)

 

 

独特の美的感覚もあって、それが世界観の構成に活きてるってのあって、予想以上に楽しい作品でした。

「盗作騒動」の方は結構本国じゃ大騒ぎのようですが、過去の話で、別に本作が「盗作」ってわけでもないですからねぇ。

Netflixで中国を除いて世界配信先行…というわけには行きませんかねぇ〜。

 

#映画評

#Netflix

#陰陽師

#とこしえの夢