鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

トレーニングは大事やな:読書録「犬がいるから」

・犬(きみ)がいるから

著者:村井理子

出版:亜紀書房

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我が家でも犬を飼うようになったんで、なんとなく「雰囲気」を感じておきたくなって衝動買いw。

琵琶湖畔でラブラドール・レトリバー(ハリー)を飼う翻訳家の作者による、写真付きのエッセイ本です。

 


カバーしてる期間は、月齢3ヶ月〜1年の期間かな。

もちろん「仔犬」なんですが、あっという間にデカくなって、作者を振り回すようになります。

そのドタバタが微笑ましくて、

「いやぁ、大型犬は大変やなぁ」

と読んでたんですが、後半、事態は急変。

作者が心臓病で入院・手術となり、ベッタリ過ごしてたハリーと(一時期にせよ)離れて過ごさなければならなくなります。

 


後半からは、この「子離れ/親離れ」が作品のトーンとなる印象。

読んでて痛感するのは、

「ちゃんとトレーニングせんとあかんわ」

と同時に、

「トレーニングしたら、良い距離感での関係を構築することができるんやな」

 


人懐っこくて、こちらを100%信頼してくれる犬は可愛い。

でもその可愛さに負けて、ベッタリの関係性を作ってしまうと、距離感が取れなくなってしまって、閉じた関係になって、社会性を失ってしまう。

 


…いやはや、考えさせられます。

 


僕は我が家の犬とは「大人の距離感」を取りたいと考えています。

考えてるんだけど…まあ、つい、ねぇw。

でもそれじゃ行かんのだよね。

しっかりとトレーニングして社会性を身に付けさせる。

マルチーズなんで、体力的にしんどいってことはないけど、そういうことじゃないんですよね。

改めて「トレーニング」の必要性を痛感しました。

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…というわけで、そんな顔して、誘ってもあかんで、こふく。