鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

これは、ちょっと…:映画評「ルパン三世 The First」

ルパン三世、初の3DCGアニメ。

監督はCG職人の山崎貴。

山崎監督は「ドラえもん」の3DCGもやってて(Stand by me)、その時の印象は、

「まあ最大公約数的に上手くまとめてるかな?」

って感じだったんですが、さてルパンの方は…

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結論から言うと、僕は「ダメ」でしたね。

3DCGとかはよくできてるし、「お?」と思う絵もあります。

動きもいい。

でも、「脚本」が全くダメです。

ちょっと驚くくらい出来が悪い。

 


キャラとかもブレブレですからね。

まあ、レギュラーメンツは出来上がっちゃってるから、そうでもないんですが、オリジナルキャラクターは、「ほぼアウト」。

ヒロインの「祖父」とか、キャラがブレ過ぎでしょう。

おかげで「ラスボス」が誰なんだかまでブレちゃうという…。

いやぁ、もう半分くらいでキツくなりました。

(ここら辺、感心するくらいキャラ&脚本の出来が良い「愛の不時着」を観た後に観たのもマズかったかもw)

 


山崎さんは自分の3DCG部隊を維持していくために、かなり色々な仕事を受けてるようです。

それ自体はある意味、責任感のある対応。

だとしたらそっちに専念して、少なくとも「脚本」はやめたほうがいいんじゃないですかね。

このレベル感の脚本で作品を作られたら、ちょっとたまらないですよ。

3D CGの出来が良ければ良いほど…。

 


まあ、正直「ルパン三世」自体が潮時なのかも。

最低でも「カリオストロ」の呪縛からは解放してあげないと…。

…と、もう二十年くらいそう思ってるんですがw、改めて痛感しましたね。

やってみたくなる気持ちは、わからなくもないんだけどさ。