ルパン三世、初の3DCGアニメ。
監督はCG職人の山崎貴。
山崎監督は「ドラえもん」の3DCGもやってて(Stand by me)、その時の印象は、
「まあ最大公約数的に上手くまとめてるかな?」
って感じだったんですが、さてルパンの方は…
結論から言うと、僕は「ダメ」でしたね。
3DCGとかはよくできてるし、「お?」と思う絵もあります。
動きもいい。
でも、「脚本」が全くダメです。
ちょっと驚くくらい出来が悪い。
キャラとかもブレブレですからね。
まあ、レギュラーメンツは出来上がっちゃってるから、そうでもないんですが、オリジナルキャラクターは、「ほぼアウト」。
ヒロインの「祖父」とか、キャラがブレ過ぎでしょう。
おかげで「ラスボス」が誰なんだかまでブレちゃうという…。
いやぁ、もう半分くらいでキツくなりました。
(ここら辺、感心するくらいキャラ&脚本の出来が良い「愛の不時着」を観た後に観たのもマズかったかもw)
山崎さんは自分の3DCG部隊を維持していくために、かなり色々な仕事を受けてるようです。
それ自体はある意味、責任感のある対応。
だとしたらそっちに専念して、少なくとも「脚本」はやめたほうがいいんじゃないですかね。
このレベル感の脚本で作品を作られたら、ちょっとたまらないですよ。
3D CGの出来が良ければ良いほど…。
まあ、正直「ルパン三世」自体が潮時なのかも。
最低でも「カリオストロ」の呪縛からは解放してあげないと…。
…と、もう二十年くらいそう思ってるんですがw、改めて痛感しましたね。
やってみたくなる気持ちは、わからなくもないんだけどさ。