鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

細胞よりちっちゃいモンには興味がわかないことが判明w:読書録「若い読者に贈る美しい生物学講義」

・若い読者に贈る美しい生物学講義  感動する生命のはなし

著者:更科功

出版:ダイヤモンド社

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ネット記事で作者がウイルスに関する解説を書いてて、それが分かりやすかったんで、コチラもポチっ。

「若い読者」に関しては、<自分が若いと勝手に思ってる読者>でOKとのことなのでw、

まあエエか、と。

 


マンガ調の挿絵もあって、実にわかりやすく…と言いたいとこだけど、そこまで「分かりやすく」はないかなw。

かなり「最新の知見」にリーチした内容になってて、もっとエッセイ風かと思ってたけど、そこまでクダケてはない。まあ、学術論文って感じでもないですけどね。

 


個人的には「細胞より話が小さくなっていくと、理解と興味が追いつかない」と言うことが判明w。

いやぁ、抗体の話とか、時期的に「重要だよね」と思いつつ、なんとか追いかけましたが、多分こう言う時期じゃなかったら寝てたw。

「植物」「動物」単位くらいになると、面白いんだけどね〜。

(まあ、これは昔から。授業で習う「生物」。苦手でした…w)

遺伝子から、動物・植物、生態系まで、かなり幅広く「生物学」を語ってくれてて、自分なりに楽しめるところを見つけるのに良い入門書…とも言えるでしょうか。

 


<世の中には、まだ結論が下せない問題がたくさんある。そういうとき、人は焦って、ついどちらかの結論を信じたくなってしまう。これは正しいと100パーセント信じたり、これは間違っていると100パーセント否定したりするのは、気分的に楽だからだ。でも、まだ結論が下せない問題については、もどかしさを我慢することも大切だろう。>

 


アレルギーについて書かれた章の括り。

これって、今の「新型コロナウイルス」についても全く同じなんだよなぁ、と。

こう言う「もどかしさ」に耐えることができるのが「大人」なんだろうけど、同時にそれは「精神的な若さ」でもあるんだと思っています。

そう言う人間であることの難しさは日々、実感しておりますが…。