鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

悪魔の取引…?:映画評「アルキメデスの大戦」

AppleTVのラインナップで何となく目についちゃって、ポチッとレンタルw。

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まだ原作は連載が続いてるはず。

それをどう言う風に…と思ったら、

「なるほどね」。


作品としては「オチがついた」形になってます。

原作は読んでないんで比較はできませんが、個人的には「上手くまとめたなぁ」って印象です。


もっとも主人公の「数字で世界を把握する」と言う思想からすると、最後の「決断」はあまりにも「概念的」過ぎる感じもありますけどね。(ある意味「陶酔的」ですらある)

突っ込めば、それこそが「やってはいけない」ことなんじゃないか、とも。

そう言う意味じゃ、割り切れないものも残りました。

(まあ、この題材だと、どうやってもスッキリしないんですが)


ちなみに「最初の5分」(大和撃沈)は、さすがに迫力があります。

あり過ぎて、最後のカットがあまりにも「詩的」過ぎるのもまた…。

 

 

PS  「永遠のゼロ」も作った山崎監督のインタビューはこれ。


<エンターテインメントで〝反戦〟打ち出す 「アルキメデスの大戦」の山崎貴監督>

https://www.jiji.com/sp/v4?id=201907aru-yama0002


どちらも「ベタベタの反戦映画」と思ってるって言うのは、なるほど…なんですが、ちょっと陶酔的なところがあって、それが引っかかるってのが僕の印象ですかね。

リアルに悲惨な物語を提供すべき…とも思いませんが。

 

#映画評

#アルキメデスの大戦