鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

怖えよ、ジャッキー:映画評「復讐者」

映画館で予告編を見て、

「観たいな」

と思ったんですが、結局公開では見ず、iTunesにて。

 

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The FOREIGNER 復讐者

 

 

ロンドンで食堂を経営する中国人の娘がアイルランド・テロに巻き込まれて死亡。

その犯人を求めて、中国人は元アイルランド過激派の副首相に接触するが、相手にしてもらえない。

しかしながら実はこの中国人は凄腕の元・特殊工作員で…


という話。

ま、「なーめてーたー」ストーリーですねw。

この中国人をジャッキー・チェンが演じ、副首相をピアーズ・ブロスナン、監督を「ゴールデン・アイ」のマーティン・キャンベルがやってます。


こういう話、面白いのは面白い。

ジャッキー・チェンは「陽気な笑顔」を封印し、家族を亡くした悲嘆の演技と、「復讐者」としての厳しい表情で迫ってきます。

結構、「怖い」んですよね。ジャッキー・チェンの無表情。

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ただまあ、個人的にはもうちょっとスッキリさせて欲しかったかぁ。

ジャッキーについてはリアルなアクションをやってますが、もうちょい「無双」で行った方が「なーめてーたー」感が出たんじゃないか、と。(イコライザーのデンゼル・ワシントン」のように)

 

ストーリー的にはアイルランド・サイドの方が複雑すぎる。

プロズナンはある種の「仕掛け」をイギリス政府にかけてるんですが、それを仲間に悪用され、身内にも裏切られ…って感じになります。このどんでん返し的な関係が、ジャッキーの「敵」としての立ち位置を微妙な感じにしちゃってるんですよね。

正直、ここはもっと「悪役」然としたほうが、全体としての構成はスッキリして、楽しめる映画になったと思います。

 


でもまあ、全体としては楽しめるっちゃぁ楽しめます。

ジャッキー・チェン/ピアーズ・ブロスナンの共演というのは、なかなか「絵」として新鮮なものもありますし。

この手の映画好きなら、観ておいて損はないかと。

傑作とかじゃないですけどねw。