鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

その向こう側に何があるのか:映画評「ミニマリズム」

Netflixで「天才の頭脳の中」を観たら、レコメンドにドキュメンタリーがアップされるようになって、その中にあった作品。

…ってまあ、こういう風に<次から次>に興味を引き継がれることにも警鐘を鳴らしてる映画なんですけどね、コレw。

 

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ミニマリズムー本当に大切なことー


映画自体は「2016年」製作。

こういうドキュメンタリーだと、「少し古い」って感じにもなっちゃいますかね。

「ミニマリズム」については僕自身は結構シンパシーを感じています。この歳にもなってくると「物欲」そのものが減退してくるってのもあるしw。


一方で、日本の「ミニマリスト」ブーム(あったかどうかも「?」だけどw)については、どうも「モノを持たない自慢」みたいな感じになってて、

「いやぁ、それはどうよ」

って気持ちもありました。

本作に出てくるジョシュア・フィールズさんの自宅がこの記事に紹介されてますが、確かにスッキリしてるけど、「ゼロ志向」って感じじゃないでしょ?

コレくらいなら「いいな」って感じにもなるんですけど。


<海外のミニマリストの部屋>

https://globallifestyle.hatenadiary.jp/entry/2018/07/30/190000


ま、あと本作にも顔を出しますが、「広告業界の陰謀」とか、過度な「スピリチュアル志向」とか、ここら辺は「距離おきたい」w。


現時点から考えると、もう「ミニマリズム」自体は(すべての層というわけじゃないにしても)ベーシックな考えとして受け入れる人がかなり増えてるんじゃないですかね?

その上で、


「モノに振り回されるんじゃなくて、自分の生活や人生を豊かにすることに集中する」

→「じゃ、何するの?」


って感じになってんじゃないかな、と。


「モノからコトへ」

ってのも、その一つの表れなんじゃないかな。(それ自体が広告業界に侵食されてるっても問題もありそうだけどw)

で、それもまた「消費」されるようになって、さてどうしよう…みたいな感じw。

(SNS疲れとかインスタ疲れなんか、そういう延長線上にあるように思います)


「なにごともホドホドですよ、ホドホド」


結局はそういうことかなw。

それが難しいんですけどね。コレがまた。