鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

閉所恐怖症気味でも大丈夫:映画評「ハンターキラー」

ジェラルド・バトラー、ゲイリー・オールドマン共演のアクションスリラー映画。

興行成績はパッとしなかったようです。

 

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ハンターキラー 潜行せよ

 

「面白くない」訳じゃないんですけどね。

潜水艦・潜入部隊・ペンタゴンの3面で進行するドラマは、それなりにドラマチックではあります。

(ロシアのクーデターを米軍が阻止する…って話ですからねw)

ただまあ、「それなり」なんですよねぇ。

 

僕はちょっと「閉所恐怖症」の傾向があって、潜水艦ものは苦手だったりもするんですが(「Uボート」とか)、本作については全く平気でしたw。

それっぽいシーンはあるものの(いざとなったら飛ばしちゃおうと思ってたw)、切迫するような緊張感はなく、「ああ、こんな感じだよね〜」って、記号的な描き方がされてるだけって感じが…。

まあ、そんなのやってたら、3、4時間やってても足りない、そう言うのがお好きなら「Uボート」をどうぞ…ってことなのかもしれませんがねw。

 

ゲイリー・オールドマンもなぁ。

なんかキャンキャンわめいてるだけって印象。

実はこいつが裏で糸を引いてて…ってな展開になるんじゃないかと密かに「期待」してたんですが(なんせゲイリー・オールドマンだからw)、危機が終われば、「Good Job!」ってな感じw。

いや、だったらゲイリー・オールドマンにやらせんでもエエやん。

 

ラストの展開はちょっとひねりが効いてて面白いんですが、「ジェラルド・バトラー」に観客が求めてるのはコレじゃないでしょう。

いっそトマホークを裸で止めてみせるくらいのことは…w。

 

全体としては悪くない。

なんだけど、ちょっとずつ期待を下回ってて、トータルでは「う〜ん…」って映画でした。

 

PS 本作は北欧版「ミレニアム」シリーズのミカエルくん<ミカエル・ニクヴィスト>の遺作でもあります。

なかなかの存在感でした。

合掌。